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内容説明
孫正義の“参謀”と呼ばれた、ソフトバンク前社長室長の最新刊――。現在、ソフトバンクの孫社長は英国・アーム社を３．３兆円で買収するなど、世界中の注目が集まっている。孫社長の元参謀である嶋氏が、IoT時代に向け、孫社長がなぜ１０年に一度の大勝負に打って出たのか？ 新時代の「新社長学」を明かす。嶋氏しか知り得ない、IoT時代の「孫社長 ７つの成功理論」とは何か――。IoT時代を生き抜くための、ビジネスマン必読の教科書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Enzo Suzuki
11
旬な１冊。トランプ次期大統領に関することは書かれていないが「アメリカ」に対する考え方や、孫正義流の社長として政権との付き合い方を知ると、トランプ氏と会ったことが度胆を抜く展開などではなく、考え抜かれた計画的な出来事であることを確信できる。とはいえ、実際に会える力を持つのが孫正義の凄い所。「孫正義」という名前を繰り返し見ると孫氏の行動が全て「正義」かのように思えてくる。編集には急いで出版しました感が否めないが、著者だけにし書けないエピソードが多く、孫正義の真価（進化）を垣間見た。2016/12/10
kiki
3
集中してあらゆる情報を収集し、高い目標を定め、引き算方式で物事を進める。資金や人材集めに時間を割くよりも、思想と考え方のプロセスに割け。社内の情報は現場の管理職から徹底的に得る。事業の要素を徹底的に因数分解（プライス×コンシューマー×時間などに分けること）して考える。新しい情報を毎日得続け、即、実行に移す。一見難しそうに感じるが、孫正義さんは時間を一秒たりとも無駄にせず、何事にも本気で取り組んでいることに気づかされた。2017/01/02
Humbaba
2
自分の口に出した言葉とは違うことをする。それは普通の人にとっては躊躇する行動である。それを躊躇実行できるというのは自分に自信がなければできない。それを越える成果を挙げられるのあれば社会からの評価はそう落ちないが、周囲にいる人間としてはそんなことを言わなければ良いのにと想ってしまうこともある。2017/01/18
まるさ
2
ARM買収の舞台裏というか裏話を知れるかと期待したけど、ちと期待はずれだった。2017/01/10
きよ
2
孫正義さんの懐刀、島聡前社長室長が見た孫正義さん。とにかく凄まじいの一言です。「たかが三兆円」と言い放ち、シンギュラリティという特異点に備えてIT産業の最上流を押にかかった、300百年帝国へ向けたARMの買収。インドのモディ首相や米国のオバマ大統領、そしてGoogleの経営者を引き入れることができるIT企業の経営陣との人脈。孫正義さんの志、ビジョン、行動は想像を絶します。「日本史の教科書に50ページ書かれるより、世界史の教科書に1ページ書かれるほうがいいのである」というあとがきまで、興奮の連続ですわ。2016/12/13
