メディアワークス文庫<br> ひとり旅の神様

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メディアワークス文庫
ひとり旅の神様

  • 著者名:五十嵐雄策【著者】
  • 価格 ¥649(本体¥590)
  • 特価 ¥324(本体¥295)
  • KADOKAWA(2017/02発売)
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  • ISBN:9784048926744

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内容説明

神崎結子・OL。ひとり暮らし、彼氏なし。とにかくとことんついてない。上司からは小言の連続、後輩はいまいち頼りない。そんな日常からの逃避行でたどり着いたのは、都心からは遠くて近い、鎌倉駅。そこで結子は、言葉を話す不思議な猫・ニャン太と出会う。自分を“旅を司る神”と名乗るその猫から頼まれたのは、日本の各地に住まう猫神様に文を届けること。どこか懐かしい土地へのひとり旅は、新たな発見の連続で――。日本の景色と食を巡る、心に優しいひとり旅の物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chantal(シャンタール)

93
ちょっと箸休めに。これまでの長い人生、色んな所に行って来たけど、まだ行ってない場所、また行きたい場所もたくさんある。とにかく旅に出たくなる。しかも汽車の旅がベスト。鉄道列車のことを私はついつい汽車って言ってしまって、若いモンに笑われるんだけど、汽車って言葉、旅情があるじゃない?これから旅に出るって言う気分になるじゃない?ねえ?それに出てくる駅弁がみんな美味しそう!駅弁食べながら汽車の旅がしたい〜東京駅の「駅弁屋 祭」は実在するのかしら?行ってみたい。片っ端から食べてみたい!2018/05/29

スズ

78
出版社に勤務する神崎結子は、仕事の疲れからつい魔が差し、会社をサボって鎌倉へ観光に行ってしまう。しかし結子は、鶴岡八幡宮で見つけた石造りの猫像をうっかり壊してしまい、猫神から日本各地にいる他の猫神達へ文を届けるお役目を与えられてしまい…。鎌倉でのひとり旅以降、ひとり旅にハマった結子が、ペットにした猫神のニャン太と共に金沢や京都で食べ歩きや観光を楽しみながら、猫神達へ文を届けに行く姿が良かったです。旅先で様々な人と出会う内に、大切な事に気付いていく彼女が素敵でした。結子さん、一食で駅弁三個は食い過ぎですよ!2017/02/11

佐島楓

69
現実の生活から遠く離れて、違う景色を見ることで、見つけたり取り戻せることもある。そんな思いを呼び起こしてくれる、ちょっといいお話でした。2017/02/13

おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと…

68
71/100点 初読みの作家さん。各地の猫神様に手紙を届けることを頼まれた主人公のひとり旅の物語。旅を通して、一人の女性として成長していく姿が描かれているのですが、全体的に中身が薄っぺらで、やたらと観光地の食べものばっかりが出てくる観光案内のガイドブックのような印象を受けました。主人公も魅力に乏しく、猫のニャン太だけが、まあまあ可愛いだけの作品でした。2017/04/30

野のこ

64
軽めのタッチ。内容が薄いながらもこの物語と同じタイトルで作者の違う物語の一節との関係性や、文中から匂わせる何かある感、が気になり一気読み。よく怒鳴る上司や言葉遣いが悪いマスター(ニャン太もあまりよろしくないけど、いちおう神様だし)とかで癒されはしなかったのが残念。でも金沢旅行が出てきたのは嬉しかった。駅のもてなしドームに、もてなしの心があるのは知らなかった!お麩のパフェって不室屋さんだよね。検索したら可愛くて美味しそうだったー。2020/05/18

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