内容説明
映像証拠が残るという絶望的な状況を、阿武隈の手を借り逆転無罪にひっくり返した本多。「悪魔の弁護人」阿武隈を嫌いながら、その心境が変化する事件が勃発――!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
56
冤罪とか自白強要などの言葉を多く聞くようになったせいか、このような題材のミステリにも耐性ができたというか、さにあらんという気分で受け止めるようになってしまった。弊害のひとつかもしれないけれど、それも現実なのよね。正義とは、しょせん観念に過ぎないのか。2017/02/17
さばかん
20
はぁ~~~面白かった。 またもや絶望的な状況からのスタート。 失われた正義と闇の正義。 無実だと分かっているが、法律的に無罪になる手立てが無いという絶望的な状況。 そこに執行される“正義” 覚悟はいいか?2017/03/14
真白優樹
16
伯父から女性を守る事を頼まれ、殺人事件の弁護をする事になる今巻。―――正義だけでは救えない、ならば正義に意味はあるのか。悪魔と悪魔が激突し、本多が悩みの果てに自らも悪になる事を決意する今巻は、汚い手同士が激突し、正義の在り処が問われる巻となっている。正義だけでは、高潔な手では、綺麗事では守れない。ならば、それならば、自分の正義に殉じる為に悪へと染まる。自ら阿武隈と組む事を選び、悪へと身を染めた本多はこれから先、如何なる悪道を歩むのか。無法の先、どんな裁判という名の戦いが待つのか。 次巻も楽しみである。2017/03/31
サケ太
16
凄まじい展開。今回は恩のある叔父の相談から始まる。友人の娘がストーカー被害にあっているという。相談に乗った本多だが、そのストーカーを殺害したと叔父から電話を受けてしまう。またもや阿武隈に助力を請う事に。敵はやり手の検事朱鷺川。あぶり出される嘘。目撃者の証言。そして違法。真実が浮かび上がったとき、本多は選択を迫られる。その道は果たして正義か。どんどん読んでしまう。やはり面白い。大型メディアミックスとは期待が膨らむ。続きを読みたいと感じる。2017/02/16
ツバサ
15
悪魔取りが悪魔に…そんな感じで、本多と阿武隈の関係が大きく変わる今巻でした。本来ならここで終わらすみたいでしたけど、むしろここからが本番ではないでしょうか。変わっていく本多や井上の姿を追いかけたいですね。それにしても、朱鷺川さんは噛ませキャラにも程がありますね。おかげで裁判での盛り上がりが今までで一番少なかったです。次巻からの展開や大型メディアミックス企画が楽しみです。2017/02/24
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