生活人新書<br> フリーズする脳 思考が止まる、言葉に詰まる

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生活人新書
フリーズする脳 思考が止まる、言葉に詰まる

  • 著者名:築山節
  • 価格 ¥649(本体¥590)
  • NHK出版(2017/02発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784140881637

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内容説明

「…………」(あれ? 今何を言おうとしてたんだろう?)まるでパソコンがフリーズするように、不意に言葉に詰まる。度々思考が停止する。人や物の名前が思い出せなくなる。そういう「空白の時間」が増えている気がしないでしょうか? 放置しておけば深刻なボケ症状につながりかねない「フリーズする脳」の問題を、臨床経験豊富な専門医が語る。現代人の脳に今何が起きているのか?

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ

175
脳は生活環境で変化していく。2004年出版の本だが内容は引きこもったコロナ禍に通ずるものがある。仕切られた空間で思考は衰えていく。脳は訓練の機会を失っていく。適度に幅広く考え続けることがいかに大切か。パソコンやスマホが固まるように、私たちの脳までフリーズしてしまったらどうなるか。例えば目の動きが弱かったり、皆が笑ってる中で笑っていない人がいたら、そうなのかもしれない。脳は怠け者で常に楽をしようとする。意思決定が固定され、感情コントロールが難しくなっているのなら、何か新しいことを始めると良いのかもしれない。2022/09/09

Miyoshi Hirotaka

81
約千年前、書籍は巻物から冊子になったことで、黙読と拾い読みが主流になり、我々の脳に大きな変化を与えた。最近では公私ともに脳を小さな画面に長時間集中させているため脳に変化が生じている。これは、投げ過ぎで故障する投手や足が萎えて寝たきりになる病人と似ている。脳は五感から入る複雑な情報を処理するものだが、脳の一部が酷使され、他が働いていない状況が放置されると機能が低下する。脳もその状態に過剰に適応し、急激な変化に適応できなくなる。これが脳のフリーズ、所謂ボケという症状で、今では年齢を問わず誰にでも起こりうる。2015/05/08

パフちゃん@かのん変更

75
脳機能の低下と加齢は必ずしも関係ない。20代、30代で脳機能が衰えている例もたくさんあった。目を動かせない、言葉を話せない環境にいるとボケやすくなる。平面に向かって一つのことしかしていなかったら脳の使い方は小さく固定されてしまう。散歩、朝一時間歩く。新聞のコラムを書き写し、音読する。人と会話する。腹を割って話せる相手を持つ。活動をマルチにする。2015/09/05

kana

46
これだっと思って読んでみたら本当にその通りで膝を打つ。祖父母の認知症を目の当たりにして、誰にでも当たり前に起きてしまう脳の衰えに思えて、未然に防ぐことはできないのかなと思うように。脳がフリーズすることが増えるのがその初期段階であるという筆者の主張は非常に納得でき、いわゆる老害やお局的な事象(常々そうなりたくないと思う)が起きるメカニズムも同じ仕組みで説明できると思いました。テクノロジーの進化に応じて、こうした人間側の問題にも向き合わないとSFで描かれていたディストピアが現実になる恐怖も感じます。良書です。2019/03/24

こも 旧柏バカ一代

43
思い当たる節アリ。頑固になってる、咄嗟に言葉が出ない←元々、人の名前を覚えない。。また動かさないと錆びてボロボロになってしまう。脳がフリーズしないように努力しないと、、と思いながらもなかなか出来てない。2020/04/07

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