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内容説明
小さな負けにこだわることが決定的な人生の敗北を招く。失敗をプロセスに組み込め。勝利も挫折も成長の糧にしたからこそ25年間、アスリートとして活躍できた“走る哲学者”が導く心と体の操縦法。リオオリンピック直前に待望の文庫化!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
s-kozy
73
オリンピックに3回出場、世界陸上では2度のメダルに輝いた元ハードラーによる人生論。予想以上にヒントになる言葉、考えさせられる言葉が満載。この文庫版は2016年の7月30日の発行となっている。文庫化に際し、「文庫版はじめに」と「第1章 自分を『見つめる』」が加筆されている。図書館で借りたが、折に触れて読み返したいので購入しようと思う。(以下、印象に残った言葉)「いつか幸せになろうと思うことほど、今の幸せから遠ざかることはない」(36頁)。「理想の相手がいると思うことで、逆に不幸せに向かっている」(57頁)。2016/10/28
mazda
27
一流のアスリートとして第一線で頑張ってきた為末さんの本ですが、こんなに哲学的なことを考えていたということに驚きました。世の中のほとんどの人は最初の夢を諦めるということが書かれていますが、これが真実であり、どこで諦めるかが大切なのだと思いました。グローバルスタンダードなんてよく言いますが、そんなものはないとか、日本人として持っているメンタリティから理解することが難しいことについても、ヒントを与えてくれています。素晴らしい一冊です。2018/07/04
tatsuya
25
有り余る情熱を、もう一人の自分が醒めた目で冷静に観察する。これが大切なことで、為末大さんや中田英寿さんはそれができていた人だと思う。世間から一度距離を置いた自分にとって、共感できることがたくさんあった。2016/07/26
さっちも
17
根性論が苦手な方はスッと心にはいってくる内容です。日本人初のトラック競技のメダリストは、スポーツ選手らしからぬ「諦め」を終始説いていいます。諦めるとは「あきらかにみる」であり、「つまびらかにみる」ことで、自分が置かれてる状況をキッチリ捉えることで、自己実現の可能性を探り、正しく対処していくことが有限の人生を豊かにします。くだらないプライドは捨て、負けを認め、肥やしとして、己の人生を正しく変えていかねば。2019/11/14
naji
17
物事をみる為の基準と言うものを考えさせられた一冊でした。そこにはアプローチする前に❝自分の考え❞を持っていなければ頓挫してしまうだろう。面白い捉え方が、また一つ得られたと思います!!2016/11/13
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