新潮文庫<br> 噂

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新潮文庫

  • 著者名:荻原浩【著】
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 新潮社(2017/02発売)
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  • ポイント 200pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101230320

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内容説明

「レインマンが出没して、女のコの足首を切っちゃうんだ。でもね、ミリエルをつけてると狙われないんだって」。香水の新ブランドを売り出すため、渋谷でモニターの女子高生がスカウトされた。口コミを利用し、噂を広めるのが狙いだった。販売戦略どおり、噂は都市伝説化し、香水は大ヒットするが、やがて噂は現実となり、足首のない少女の遺体が発見された。衝撃の結末を迎えるサイコ・サスペンス。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

zero1

684
題名どおり噂が猟奇的な事件に絡むミステリー。レインマンが女性を狙い足首を切るが、ある香水をつけていれば狙われない。実はこの噂、香水を売らんがために作られていた。その噂通り足首を切られた事件が起き、中年の小暮刑事は年下の女性警部補、名島と組む。さらに第二の事件が。読み終われば伏線だったと気が付く地雷多数。テーマはいいが、ミステリーとしては物足りなさを感じた。たとえば、額の文字について捜査本部では何故かスルーされている。ネタバレになるので詳しくは書かないが、「最後の一行」は読書メーターでは支持が多いようだ。2018/12/25

ehirano1

675
最後の一行で、まさか・・・?!となりました。いくつかのシーンが猛烈な勢いでフラッシュバックして出たのは、「あり得る」でした。なんということでしょうか!2021/08/17

イケメンつんちゃ

469
荻原浩 実に16年ぶり この作者さんを読むことになりました 前評判はかなり高目 昔は乙女今は太目 熊ちゃんの棚にも平積み この作者さんのイメージに推理小説 浮かばない浮かばない どちらかと言うと宮本輝っぽい 2017年宇宙の旅 2017年宇宙の足袋 中日ドラゴンズ同様 打てないってことは決してありません 大都会渋谷 猟奇的な殺人事件の幕が開く ライデルは持っていかれ 疲れはてた中年と頑張って行かなければ女 モニタリング女子は靴下が履けない オーソドックスなミステリー ワクワクさせてよ犯人は謎 押入れのちよ2025/04/04

ひでちん

360
【衝撃のラスト一行に瞠目!】という本の帯が必要か否か‥‥‥という賛否もあるみたいですが、あの惹句(じゃっく)を事前に散々頭に入れて構えていた上でも、最後の一行には『えっ!!!!!!!!』と自然に声が出た自分が居たので(苦笑)、やはり荻原先生の(今作品の)伏線の張り方と筆力には脱帽してしまいます‥‥‥2021/03/26

nobby

296
読み友さんから未読を驚かれたので読んでみた(笑)「若い女の子の足首を切っちゃう殺人魔レインマン、香水ミリエルつけてると助かる」そんな噂を見立てた殺人が続くという展開はお好み♪それほど遠くない視点が描かれながら、徐々に合わさっていくのが心地よい。当て外れな捜査の様子も分かりやすく真相にも違和感なし。噂の最後の一行、最終章で「来た来た」となりながら、確かに究極な後味の悪さ…それでも展開を左右する仕掛けではないので、あまり気にせず読んだ方がストーリーは楽しめるのでは!2016/09/22

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