新潮文庫<br> 噂

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新潮文庫

  • 著者名:荻原浩【著】
  • 価格 ¥781(本体¥710)
  • 新潮社(2017/02発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101230320

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内容説明

「レインマンが出没して、女のコの足首を切っちゃうんだ。でもね、ミリエルをつけてると狙われないんだって」。香水の新ブランドを売り出すため、渋谷でモニターの女子高生がスカウトされた。口コミを利用し、噂を広めるのが狙いだった。販売戦略どおり、噂は都市伝説化し、香水は大ヒットするが、やがて噂は現実となり、足首のない少女の遺体が発見された。衝撃の結末を迎えるサイコ・サスペンス。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

912
ドラマ化したら面白いだろうなと思います。香水の『ミリエル』を流行らすために殺人鬼レインマンの噂を流したら本当にレインマンが現れた話。最後のどんでん返しは、私的にはちょっとそうなんじゃないかと思った節もありましたがもう少しどんでん返しを掘り下げて終わってほしかった気もします。荻原作品はジャンルを問わず読みやすくて先が気になりサクサク読めます。2017/06/15

zero1

665
題名どおり噂が猟奇的な事件に絡むミステリー。レインマンが女性を狙い足首を切るが、ある香水をつけていれば狙われない。実はこの噂、香水を売らんがために作られていた。その噂通り足首を切られた事件が起き、中年の小暮刑事は年下の女性警部補、名島と組む。さらに第二の事件が。読み終われば伏線だったと気が付く地雷多数。テーマはいいが、ミステリーとしては物足りなさを感じた。たとえば、額の文字について捜査本部では何故かスルーされている。ネタバレになるので詳しくは書かないが、「最後の一行」は読書メーターでは支持が多いようだ。2018/12/25

ehirano1

653
最後の一行で、まさか・・・?!となりました。いくつかのシーンが猛烈な勢いでフラッシュバックして出たのは、「あり得る」でした。なんということでしょうか!2021/08/17

イケメンつんちゃ

411
荻原浩 実に16年ぶり この作者さんを読むことになりました 前評判はかなり高目 昔は乙女今は太目 熊ちゃんの棚にも平積み この作者さんのイメージに推理小説 浮かばない浮かばない どちらかと言うと宮本輝っぽい 2017年宇宙の旅 2017年宇宙の足袋 中日ドラゴンズ同様 打てないってことは決してありません 大都会渋谷 猟奇的な殺人事件の幕があく ライデルは持っていかれ 疲れはてた中年と頑張って行かなければ女 モニタリング女子は靴下が履けない オーソドックスなミステリー ワクワクさせてよ犯人は謎 押入れのちよ2025/04/04

ひでちん

359
【衝撃のラスト一行に瞠目!】という本の帯が必要か否か‥‥‥という賛否もあるみたいですが、あの惹句(じゃっく)を事前に散々頭に入れて構えていた上でも、最後の一行には『えっ!!!!!!!!』と自然に声が出た自分が居たので(苦笑)、やはり荻原先生の(今作品の)伏線の張り方と筆力には脱帽してしまいます‥‥‥2021/03/26

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