内容説明
ヤマトコトバは神話や伝承、『古事記』、『日本書紀』、祝詞などにルーツがあり、現代でも訓読みとして使われている。日本語の原点・ヤマトコトバに触れることは、日本文化の源流に触れること。古から守られてきた、人の心や大自然と繋がる言霊の力は、現代人のライフスタイルにこそ活かすべき豊饒なる精神文化だ。本書ではヤマトコトバの歴史や構造をポップに解説。また日々口遊みたい祝詞や和歌の名文、伝説や逸話も紹介する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
getsuki
10
大和言葉のルーツ、祝詞、和歌など日本古来からの言葉を現代風に解説する一冊。よい言霊を言挙げすることで清々しい気持ちになれます。歴代天皇陛下の御歌は実に趣がありますね。2017/03/18
yurari
3
神道は気品があってセクシー。日本文化には性のメタファーが隠されている…ヤマトコトバも興味深いが、メタファーも面白い。「道教や神道の結界を張って行われる大相撲の力士は、妊婦のメタファー」駄洒落的な記載が多く、どこまで真面目な話なのかわからない部分も多々あるが、読み物として面白かった。2023/03/05
袖崎いたる
3
ゴジラ、ウルトラマンに次ぐ、シン・シリーズの第3段。チャラいタイトルだけど、中身もチャラい。とはいえ裏はとっている。その裏もフィーリングだったりするけれど、そこはそれ、ヤマトコトバ。親父ギャグ的な発想でイメージを膨らませていくアヤ模様。言葉のアヤトリ。ヤマトコトバの力を感じるっきゃねー、ってなら祝詞だ!和歌だ!2022/07/01
樂
2
「はじめに」の時点でだいぶオカルトな雰囲気が漂う。稗田阿礼を言霊グランドマイスターと言いだすあたりで白けてしまった。 一方以外に著者が博識なことが悔しい。2017/10/17
ささ
1
期待外れだった。もちろん、私の見当外れであることは否めない。 大和言葉について成り立ちとかなぜそんな使い方なのかとか作法とかが知りたかったのだけれどそんなことは何も書いていなかった。 シン・ヤマトコトバ学の何が「シン」なのか、何を持って「学」なのか疑問。 この著者の言うことを信じるならば、大和言葉はかなり適当な面があって、「音が〇〇と似ているからこれも〜」みたいなこじつけがよく行われるそう。納得がいかない。2017/07/28