内容説明
離婚を機に始まる、家族の優しく切ない物語。
「僕たちは探険隊みたいだね。離婚ていう、日本ではまだ未知の領域を探険するために、それぞれの役をしているの」
――離婚を契機に新しい家族像を模索し始めた夫、妻、小学生の2人の息子たち。その日常を優しく、切なく綴った物語「ウホッホ探険隊」。
同作は芥川賞候補となり、後に森田芳光脚本、根岸吉太郎監督で映画化もされた著者の代表作。
ほかに「プラネタリウム」「幾何学街の四日月」「月曜日の兄弟たち」の3作を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ムー
4
離婚して母親が引き取るが父親にも子供との関係は続ける家庭、仕事仕事で子育ての一番大変な時に手伝っていない夫、 身に染みてわかる。全体的には今一つでした。2021/06/21
isbm
0
★★★2024/05/02
CEJZ_
0
1P16行。何となくいつか干刈あがたの小説を読んでみたいと思っていた。「ウホッホ探険隊」という作品は、昔映画化されていたなあ、確か田中邦衛が出ていたなあという記憶がある。映画は見たことはないが、作品タイトルがインパクトがあるから、昔からレンタル屋で手に取り、パッケージだけは見ていたのだろう。四編の小説は著者自身を投影したものか、離婚し子どもたちと暮らしている女性の物語。昭和50年代くらいの子どもたちの遊びのディテールが懐かしい。四編とも印象に残った。いつか他の干刈あがたの小説を読んでみたいと思う。2018/04/26
Kanou Hikaru
0
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