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内容説明
『10年後、その曲聴いた時、楽しい思い出に、全部ぬりかわっているのだ』売野機子が届ける音楽にまつわる4つのストーリー。 若手音楽ライター・春紀(ハルキ)は、日本一の歌姫・LULU(ルル)のインタビュー担当を引き継ぐことになった。中学生デビューで瞬く間に一世を風靡(ふうび)し、国民に愛され続ける歌姫・LULU。彼女は、春紀の先輩ライターからしかインタビューを受けない歌手だった。先輩は歌姫の心をどんな風に開いたのか…? 古い秘密と新しい出会いのお話。[青間飛行 より] ―収録タイトル:[イントロダクション][ゆみのたましい][夫のイヤホン][青間飛行] ―あなたの心をゆさぶる、ミュージックストーリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
JACK
13
◯ 「ありす、宇宙までも」の売野先生が描く、音楽に関する純文学的な短編集。若い頃に大ヒットを出したバンドマンと一般人女性の恋愛を描く「イントロダクション」はまっすぐな気持ちが切ない。年上の女性に対する恋心を描く「ゆみのたましい」は甘酸っぱい作品。昔よく聴いていた音楽を偶然聞いて当時の辛い事を思い出してしまう「夫のイヤホン」は妻から夫への気持ちが素敵。30年近く愛され続ける歌姫のインタビューを担当する若手ライターの悪戦苦闘「青間飛行」は登場人物みんなの成長が素敵。収録作品では「青間飛行」が一番好きかな。2025/09/15
とめこ
6
最高。売野機子さんはやっぱり天才ってハッキリ分かる1冊。最初のお話からガツン!と殴られたような感じ。最高すぎる。本当にどのお話も素晴らしかったし好きだけど「イントロダクション」「夫のイヤホン」が時にお気に入りでした。「ゆみのたましい」のゆみの美少女っぷりが凄い…あの眼差しに惚れ惚れとしてしまった。裏表紙の説明で(おねショタ)って書かれてるのには笑ったけど。「青間飛行」の春紀のサッパリした感じも良い。なんか良いものを読んだなという満足感でいっぱい。ここ最近の売野さんの作品の中でも群を抜いて好きかも…。2017/01/10
オシャレ泥棒
3
「青間飛行」がよかった。しかし『薔薇だって書けるよ』『同窓生代行』の頃のタッチ、ストーリーの方が好き。2017/02/18
たにしぃ
3
はじめの話は途中で種明かしが読める。2番目の話が凄くよかった!!2017/02/12
雨女
3
んー、好き。売野ワールドに浸り尽くせました。「イントロダクション」、一気に世界がひっくり返りました。一番好き。「夫のイヤホン」、実際にイヤホンで音楽を聴きながら読みたい。2017/01/14