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内容説明
不完全である勇気。
劣等感とは、他の人と比較したときに、自分は劣っていると思い知らされること、と思っている人は多いでしょう。このような思いにさいなまれるのは、本当に嫌なものです。しかしアドラーのいう劣等感とは、自分の理想と現在の自分の状況を比較したときに生じる感覚。他人との比較ではなく、自分自身の問題なので、自分を卑下する必要はありません。劣等感があるからこそ、何かを創造したり、社会に貢献することなどを通じて、成長(これをアドラー心理学では「優越の追求」といいます)することができるのです。
自分の理想と比べて劣っている(不完全な)部分があるとしても、他者との比較や、周囲からの評価によってではなく、自分らしさを追い求めていくと、“本来の自尊心”が高まっていきます。
本書では、こうした「不完全である勇気」をはじめ、「ライフスタイル」「共同体感覚」などアドラーの“哲学”を徹底解説。私たちが幸せに生きていくために、いますぐ実践できる意識改革のヒントを、“アドラー心理学の伝道師”である著者が詳しく紹介していきます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Artemis
9
自立して、自分の責任をちゃんと自分で取る姿勢。 自己肯定感を保ちつつ、できない部分も含めて自分であることを認める。優しく厳しい。2024/05/13
なか
5
・p74 劣等感を覚えた時に、「自分はまだまだ未熟だ。でもそこそこ良くやっている」という感覚を受け入れる。これを「不完全である勇気」といいます。 ・p75 他人のミスを許すことができない人は、自分のミスを許すことができない完ぺき主義に陥っていきます。自分の不完全さを受け入れることができなければ、他人の不完全さも受け入れることができないのです。 2017/04/04
やなぎ
5
読みやすい!自分を中心とする心理学で楽しい。2017/02/15
ジュリ
3
アドラー心理学に関するキーワードがわかりやすく解説されている本。2018/06/26
tsumahiro
2
劣等感とは他人との比較で生まれる自己嫌悪ではなく、自分の理想像と現実との乖離を認識したもの。自分の理想に近づくための生まれ持った才能や性格+処世術がライフスタイル。自分の居場所を見つけて相手を信頼し、任せ任されながら、組織と自分を理想像に近づけていく。心理学でもあり組織論?キャリアデザイン論?でもある気がした。入社1~2年目あたりの社員研修に最適な内容だと思う。50歳近いおじさんが読んでも目からウロコが落ちるので、若い人が読んだら、人生観が大きく変わって幸せな人生を送れる人が出てくると思う。2023/11/12
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