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内容説明
多くのビジネスマンが愛読する中国古典。その中でも、企業トップがひそかに熟読していると言われる中国古典がある。その名は『韓非子』。中国古典と言えば、『論語』や『孫子の兵法』を座右の書としてあげる人物は多いが、この『韓非子』を愛読しているという人は少ない。その最大の理由は、『韓非子』を貫く根本の思想である「人間不信の哲学」にある。「人間は利益によって動く動物である」「決して情に流されてはならない」という冷徹な人間観に基づくリーダー論こそ『韓非子』の魅力であり、そこには現代に活かすべき叡智が詰まっている。本書では、中国古典の専門家による独自のわかりやすい口語訳と解説で、この『韓非子』を現代のリーダー向けに紹介する。「賞罰の権限を手放すな」「あえて白を黒と言い相手を試してみる」……部下を操り、組織を思い通りに動かす裏ノウハウの数々。その手法に賛成する、しないは別として、リーダーであれば一度は読んでおいて損はない一冊。※『新釈 韓非子』を改題・再編集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kiki
9
韓非子は人間不信を前提にした学問。人の動機は自分の利益により生じるため、これにより人を裏切ることがある。企業で考えると上司が部下を扱う時にどうするのか。信賞必罰を使い、部下を指導する。部下も人間なので、心を掴むことが重要。部下の言い分に耳を傾けるが、最後は事実をもとに評価すること。時には部下を試す術も使うこと。仕える側の論理は自分に利益が得られる結果となるのかを求める。それをよく観察して部下が自ら動き出せるようにいかに導くことができるのか。リーダーとしての力が試される。2018/03/26
エモルン
2
人間の欲や利害を巧みに利用する歴史上の出来事がたくさんあって人間不信になりそう。歴史では小さな言動の過ちが生死を分けることになるから、自分が武将なら秒殺されてるなぁ。組織でトップを目指す人は知っておけば足元をすくわれずにすむかも。2018/06/30
Takeshi Nakajima
1
なるほどと思う話がたくさんありました。活かせるかどうかはわかりませんが。2020/01/23
Yusuke Mazda
1
自らは君子を目指すが,自分以外が君子を目指すとは限らない.韓非子はトップを目指すなら必読.トップが絶対に手放してはいけないのは賞罰権限.諸葛亮孔明が劉禅の皇太子時代に勧めた=長い信頼関係から成り立っていない部下掌握には,韓非子の考え方が組織のためには必要.
O. M.
1
韓非子の中から、現代社会に活用できそうな格言を並べて、著者が解説したもの。韓非子を系統的に学ぶというより、この中から、一つでも、二つでも、心に響く格言が見つかれば良いのでしょう。私としては、例えば「なぜトップは自分の感情を出してはいけないのか?」の理由が分かったりして興味深く読めました。2017/12/20
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