内容説明
浅見陽一郎刑事局長は、越前大観音堂の用地取得に絡む不正に目をつぶるよう、関係者から圧力を掛けられる。その場には、かつて父から贈られた竹人形を披露する女もいて、窮地に追い込まれる陽一郎。兄の依頼で真相を探るべく北陸へ向かった光彦は、竹細工師殺害事件に遭遇し、容疑者として巻き込まれてしまう。名探偵は、父の汚名を晴らせるか!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HaruNii
7
越前竹人形をテーマとしたミステリで、気楽に読めました。 知らなかったけど、これをきっかけに竹人形WEB検索してみましたが、竹でここまで表現するのはすごい。 2018/07/15
Kiyoshi Utsugi
3
内田康夫の「竹人形殺人事件」を読了しました。 この小説は、水上勉の「越前竹人形」をヒントに創られたものです。 警察庁刑事局長である兄の陽一郎のところに「えちぜん」の女将が越前竹人形を持って現れるところから事件が始まります。 その越前竹人形は、陽一郎の父親から贈られたというものです。 福井県に乗り込んだ浅見光彦が事件を解決することが出来るのか? 面白くて一気読みでした。2017/02/19