内容説明
目覚めると、俺は土壁に囲まれた部屋の中にいた。自分の名前も含めて過去をまったく思い出せないが、どうやらダンジョンマスターというものになってしまったらしい。自分の役割を果たそうと、さっそくダンジョンを作り始めるが、通路を掘るにもひと苦労。そこで考えたのが、アリのモンスターに掘らせることだった――無尽蔵に増えて、進化していくアリたちとともに、侵入者たちを撃退せよ! 「小説家になろう」発、大人気ダンジョン運営ファンタジー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
中性色
11
シムアント。ダンジョン運営物語。この手の話としては戦略性は高い感じだけど、言ってしまえばさまざまなジョブなものにアントを付けているだけなんじゃないかとは思う。あと拡張的な面以外はあまりしていないので、ダンジョン用のアイテムとかが今後活きてくる展開でもあればいいのかもしれない2019/07/29
niz001
6
これは密約でも結んで迷宮都市が出来たら、都市側はダンジョンの産物で潤うのと引き換えにダンジョンコアは狙わない、ダン側は自然増と(放っといても侵入して来る)適度な犠牲者のDPもらってダンジョン外にモンスター出さないなら、両方損しないんちゃう?楽しめたけど。2016/12/04
真白優樹
5
ダンジョンマスターになった記憶喪失の少年が、蟻型モンスター達や妖精達と共にダンジョンを切り盛りしていく物語。―――頼れる仲間は、黒い奴等。どこにでもいて、行列を眺めていた人もいるであろう蟻。そんな蟻達が縦横無尽に大暴れする、割とリアルなダンジョン運営物語である。妖精達と和気藹々と過ごす中、ダンジョンを見つけた人間達は侵攻し、そこに物語が巻き起こる。蟻達と人間達の戦いの中で命が散っていく。そこに物語があるから戦いが魅力的に見えるのである。その存在を知らしめたこの迷宮はどうなるのか。 次巻も楽しみである。2016/12/03
ユウ
4
面白かったです。そして冒険者達の話が思ったより凄かったです。2016/12/31
KUU
2
悪くはない。が、アリを使役する転移者はいるし、モンスターを使ってDP温存しつつダンジョン拡張もあるし……独自性的なものが。 作品としては惰眠の方が面白いが、こちらの方がダンジョン運営ゲーらしさが残ってるか2022/07/12