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内容説明
アベノミクスが掲げる国家の成長戦略の一つとして、「女性の活躍推進」が重要項目として盛り込まれた。社員301人以上の企業には今後、採用比率や管理職に占める女性の割合などの数値目標と、行動計画の策定や公表が義務づけられる。
国際社会を見ても、女性リーダーが潮流となっている。ドイツのメルケル首相に加え、2016年にはイギリスではメイ首相が就任し、台湾では蔡英文氏が総統に就任。日本では、東京都に女性初、小池百合子都知事が誕生。アメリカではヒラリー・クリントン氏が民主党の大統領候補に選ばれ、女性初の大統領誕生に期待が集まっている。
このように、世間一般も女性の社会進出を応援し、その活躍に大きな期待を抱く機運が高まっている。「女性活躍推進法」は10年間の時限立法である。期限となる2026年までに女性の活躍をどれほど推し進めることができるか。国や企業の取り組みはもちろんのこと、女性自身の意識改革にかかっている。本書では、女性が思い切ってビジネス社会で「一歩」を踏み出すことができれば、仕事と人生が劇的に楽しいものになると説く。
巷にあふれる数多の自己啓発書では飽き足らない女性読者をはじめ、女性部下との接し方や育成について知りたいと思っている男性管理職の読者を想定。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hachi18
13
女性リーダーとしての心構え、立ち振舞いなど、著者の経験や考えが書かれています。故に説得力もあり、また物事の捉え方も気づかされることが多々あり、時々読み返したい本になりました。以下注意したい、取り入れたいこと。「メンターよりもスポンサー」「男性の《大物》と言われる人のように率直に振る舞い、人間的魅力となる場合とは異なり、女性の初級管理職は自分の醜いところ、情けないところはあまり見せつけず、少しでも良いところを見せなければならない」「若いアドバイザー、自分の知らないことを教えてくれるリバースコーチを持つこと」2017/02/27
ルル
11
女性を部下に持つ人、持つ予定の女性の多い職場環境の方は読まれると良いかもしれません(*^^*)2017/04/17
kum
10
新時代4.0。一歩進んだ考え方でありながら、もう長らく言われていることも含んだ内容。表面的には変化していても実効性がなかなか伴わないから、もう何年も同じことが言われているというのもあるのだろう。同じような働き方や組織に沿うことだけを求めるのではなく、まさに男性的価値観とは違う「変化の起爆剤」として女性活躍を位置付けることが必要なのだと強く思う。あえて今読んでみて良かった。2018/09/19
kiki
8
私が管理職になって会社人生初の支店勤務となった現在の職場は、女性が3分の2を占めている。そこですぐ感じたのは、女性の力と感性のよさ。集団で業務をしてもらうと必ず相互の声かけを行い、完璧に仕事をこなす力があること。男性の集団行動は、リーダーは育つがチーム一丸とは呼び難い。女性リーダーは励まし方も上手で、これほど恵まれた職場はないと感じました。神は細部に宿るとありますが、女性リーダーは業務の細部への理解を怠らずに仕事をするため、幹部としての資質があると確信してます。管理職への推薦も自信を持って行っています。2017/02/25
Michi
4
非常に面白かった。世界中から多様性のある人材を登用して短期間で最強のチームをつくる。ダイナミックなパラダイムシフトの中で新しいリーダー、組織が作られる中でしなやかな働き方ができると面白い。2016/12/18