―<br> 常夜ノ国ノ天照

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常夜ノ国ノ天照

  • ISBN:9784047344334

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内容説明

『天照』――それは、若く、まばゆく、常夜を照らす、光のむすめ。

隻眼の女子高生、火野坂暁が迷い込んだのは、真っ暗な異世界だった。
窮地を救ってくれた英国紳士のミニ・クーパーや〈良い飴屋〉と名乗る男が率いるヒガシ町の男達と共に、自分の命を執拗に狙うニシ町と戦うことになった暁。
決して明けぬ夜空の下に渦巻くのは、〈ニシ町〉の男達の欲望、〈ヒガシ町〉の男達の哀しみ、そして途方もない〈絶望〉の影。
そして、この国で唯一の女――『天照』の本当の役割を教えられた時、彼女はある決断をする――。

「わたし、誰にもいなくなってほしくない。みんなといっしょに生きていたい」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TAMA

4
題だけで取り寄せてみて最後まで読んで「思ったんと違う」古事記も日本神話もあんまり関係ないような。とはいえ、最後まで読まされた話のうまさはすごいと思う2017/03/26

ナナシ

1
相変わらずのモロクっちワールドを堪能したのですが、登場人物が大概美形なのはお狐様の子だから?それにしても相変わらずのおっさん、ヤンキー祭りかつ悲恋なのですが今回お相手そこかあ‼︎と。三枚目というか、主人公と仲良いポジションが来るとは思いませんでしたが凄く良かった。2017/05/10

ほー

0
主人公の暁(女)が前のめりに生きている姿が好きでした。全編通してずっと薄暗く、悲壮なものが漂っているし、将来救いが訪れても、また悲しい出来事が起きるとしか思えないのだけれど、暗いとは言えない終わり。切ない話でした。2017/06/01

かぼす

0
2017/03/19

せっちん

0
闘うヒロイン、おっさんパラダイス、などなかなかお目にかかれない設定に、バトルの能力や〈良い飴屋〉〈悪い胴元〉などの用語にケレン味があって、そこは好感が持てた。けど、どうにも登場人物達に感情移入できず、終盤の盛り上がりにも他人事なまま読み終えてしまった。展開が間延び気味でテンポが悪く感じられたのと、暁を中心とした群像劇になってるのが理由かな…登場人物が多いので散漫な印象に。暁が何に絶望し何に生かされ何を愛し何を決意して何を成し遂げるのか、に集中してほしかったな…まぁなんやかんや言って、悪くはなかったです。2017/02/18

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