内容説明
これを読まずに穴熊は指せない!
穴熊の考え方は組めたら“攻め合い”が基本です。理想はもちろん一手も受けずに攻め勝ってしまうことです。しかし実戦ではそううまくは行かず、端や斜め、あるいは縦横から穴熊を弱体化させられ、受けに回らざるを得ない局面も多くなります。ところが実際指してみると、受ければ受けるほど攻めが早くなってしまった、あるいは、受けの手ばかり指しているうちに穴熊の周りがと金だらけでまったく粘れずに負けてしまったという経験は誰しもしたことがあるはずです。世の中に穴熊崩しの本は数多くあれど、穴熊の受けの手筋、あるいは攻め合いに転じるタイミングや攻防の手筋を網羅して紹介した本はこれまでありませんでした。
そこで本書は受け方を中心とした穴熊のテクニックを例題とともに紹介・解説しています。それらを知ることで懐が広がり、1ランク上の穴熊党になれるのです。現代将棋は居飛車党も振り飛車党も、穴熊を抜きには語れません。穴熊の攻めや受けの手筋を知らないで将棋を指すのは見えない相手と戦うようなものです。本書を読んで、穴熊の手筋をマスターし、ぜひ穴熊で勝ちまくってください!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hk
14
遂に穴熊囲いまで極めてしまった。自分自身がどこまで栄耀栄華を高めてしまうのか末恐ろしい。これで将棋ソフトはオイラから泡を食って逃げ惑うことだろう。さらさて本書は「穴熊囲いの性能」を一問一答形式で明らかにしていく。……中盤での穴熊ならではの強襲、終盤の穴熊の組み換えと修復、端攻めを逆手に取った急所の一撃、Zをめぐる攻防…… 穴熊を指しこなすコツがてんこ盛りだ。全体的に難易度は低めであり、中級者ならばテクニックをモノに出来るはず。穴熊愛好家も穴熊に手を焼いている将棋指しも、どちらにもお奨めできる一冊である。 2017/12/14
shin
2
マークした問題だけ。4周2020/09/27
shin
2
3周2020/09/08
shin
2
なかなか良かった。易し目で初段なくても読めるところがほとんどだと思う。欲を言えば、銀冠穴熊の手筋ももっと欲しかった2020/05/04
Studies
2
具体的な事例が豊富2020/04/27