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内容説明
今年は変な天気がつづいている。春になったのにひな菊も咲かないし、風も吹かない。おかげで村の人たちは大弱り。天文台のクノップフさんの話だと、原因は西風星が空にのぼってこないことにあるらしい。姿を消した西風星を探すため、トキとバンダは不思議の森へと旅立つが……楽しくさわやかな冒険譚「西風星」ほか、不条理でコミカルな連作「浸透圧」など、全５篇を収録。坂田ワールドの魅力がいっぱいの傑作集、第２弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
野のこ
13
再びのトキとパンダに出会えて嬉しかったです。お気に入りは最後バウクさんとお別れをした後で、振り返ってたたたっと戻って、バウクさんに両手を耳に近づけて、もぎょもぎょと伝えたところ。きゅんでした♡あと好物のシソ茶が気になりました。シソが手に入ったら作ってみたいです。「浸透圧」の話はマニアックでついて行きたかったけど、残念ながらついていけなかったです。坂田さん、子供の頃にプレパラートに感動したのね。2017/03/17
マシュ
7
大好きだった坂田靖子さんの本を、Kindleのキャンペーンで衝動的にまとめ買いしてしまった。読んだことのない本をと思ったが、この一冊は好きすぎて、実家の本棚に茶色くなってもしまってあるけど再購入。風が吹かなくなって困って“西風星”を探す冒険、不思議なことが起きる骨董屋の話、浸透圧の研究をしている同居人のお陰で異空間に巻き込まれる話。80年代の作品で、当時おばさんが買ってたのを読ませてもらったんだった。やっぱりどれも面白い。2023/07/03
みのにゃー
2
楽天家と心配性。ボケとツッコミ。坂田さんの黄金パターンですね。『骨董刺繍』が好き。2016/09/02
豆ぐみ
0
うっふっふっふっふ。…あ、３巻持って無い！不覚！2016/03/06
llll'
0
.2023/09/30
