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内容説明
一九九X年、幕張のコミケ会場が何者かに爆破された。そして二〇XX年、紙の本の激減は、「書店法」に管理された巨大書店の独占やそれに対するテロ攻撃など、本をめぐる犯罪の増加を招いていた。凶悪化する書店犯罪を防ぐべく、武器の携行を許可された書店管理官、紙魚図青春(しみず・せいしゅん)の活躍を描く、星雲賞受賞のSFハードボイルドギャグコミック。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
緋莢
16
20××年。活字文化の衰退からくる、本来弱体化した出版社や書店を保護する名目で制定された「書店法」。しかし、大資本が介入し、町の小さな本屋は潰れ、巨大書店だけが生き残った。書店内の犯罪を防ぐことを目的とした書店管理官・紙魚図青春は、超巨大書店・文鳥堂書店で行われる20世紀雑誌展への妨害を防ぐために、やって来たが…93年にアスキー出版から刊行されたものを、2002年に早川書房が新装版として刊行(続く2023/12/13
kei-zu
14
近未来、コンピューターネットワークの拡大と大資本の介入により、書店は大きな変貌を遂げた。巨大書店へのテロ活動とそれを防ごうとする書店管理官。 アスキー版で購入以来、何度も読み返している。1コマにみっちり書き込まれたギャグ、ストーリーがギャグ、物語の構造がギャグ。それでいて、しんみりさせられるラストシーンの余韻はどうだろう。 それにしても、HAL子さんが美しい。彼女が勤める朗読バー、あったら通いつめてしまうかもしれないな。2021/08/12
Nekono
3
ダイハードならぬダイホンヤ。超巨大な本屋の中で謎の本を巡る大活劇が始まる・・。というストーリーの前編これギャグギャグギャグ。SFネタからミステリーネタ、風俗ネタなどなどいろんなギャグがてんこ盛りです。しかも、ちょっぴりシュールで哀感も・・(多分)本屋さんが好きなら、きっと気に入るはずです。2011/06/20
キラーク
2
映画のようなストーリーにギャグを挟み込み丁度いいページ数で収まっているすごい作品!2015/01/10
ビーフハート
2
計算高さとくだらなさと硬軟取り揃えたパロディが詰まっている。何度も読み返したくなる一冊。2007/03/03