翼ある太陽

著者名：井田素【著】

幻冬舎メディアコンサルティング（2017/01発売）

• ISBN：9784344910225

内容説明

クラスでも浮いた存在だった優子は、ひょんなことから文化祭で演奏するバンドのボーカルに抜擢されてしまった。さらに、突然のことに戸惑いを隠せない優子のもとへ集まったのは、心に闇を抱える生徒ばかりだった。将来を模索する悟、自分に自身のない凛、過去に囚われているリカ、未来をあきらめている拓也。最初はばらばらでまとまりのなかったかれらも、次第に“音楽”という絆で結ばれ始めた。高校生活最後の文化祭に向けて、彼らが駆け抜けたかけがえのない日々とは……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[T. N]

読み始めてから、物語の舞台が馴染みのあるところと分かり、俄然興味深く読んだ。文体が幼いので、中学生とか高校生向けかなぁと。文章のリズムとしては『Ｔ高バスケ部』のような感じ。物語の進行が遅く、やたら分厚い本になっているのもどうかと。「歌声」を柱にして本を書くと言うのはちょっと無理があるのかなと個人的に思うけれど、だからこそ小説として話になると言う側面もあるのかな。できることなら、これをブラッシュアップしたものを読みたいと思う。

2017/03/30