角川学芸出版単行本<br> 忍者の末裔 江戸城に勤めた伊賀者たち

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角川学芸出版単行本
忍者の末裔 江戸城に勤めた伊賀者たち

  • 著者名:高尾善希【著者】
  • 価格 ¥1,496(本体¥1,360)
  • KADOKAWA(2017/01発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 390pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784044002084

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内容説明

天下泰平の時代。忍者の末裔は、江戸城大奥で出納係になっていた!?

新発見資料「松下家文書」には、江戸城大奥に勤める伊賀者の日常が細かに記されていた! 忍者の一家の末裔は、天下泰平の時代をどう生きたのか。江戸の下級武士の生活を細やかに記す、一級資料をとくと見よ!

【目次】
はじめに
松下家系図

第一章 伊賀者とは何か
(一)幕臣としての伊賀者
(二)武士の禄制度──足高上昇を目指した松下家──
(三)伊賀者の由緒
(四)松下家文書とは
(五)松下家の歴代

第二章 松下家、草創の時代
(一)家康に仕えた初代松下孫右衛門
(二)大奥御広敷番、二代目松下金左衛門
(三)別家を興した三代目松下十郎右衛門

第三章 谷の中の伊賀者たち
(一)伊賀者の禄と生活
(二)鮫河橋谷町伊賀者屋敷の景観
(三)伊賀者拝領屋敷に住む町人たち
(四)拝借金とその返済

第四章 最初の養子、松下伊太夫
(一)松下伊太夫、養子に入る
(二)松下伊太夫の伊賀者勤務
(三)四代目松下伊太夫の子

第五章 伊賀者から大奥の事務官へ
(一)五代目松下菊蔵、家督相続
(二)若年当主、菊蔵の日々
(三)西之丸山里番
(四)西之丸大奥の事務官―西之丸大奥御広敷御用部屋書役―
(五)異動と昇進――本丸大奥御広敷御用部屋書役以降――
(六)五代目松下菊蔵の子――十次郎の生と死――

第六章 伊賀者からの離脱
(一)松下家の家格上昇
(二)九代目金五郎と東禅寺事件
(三)明治時代の松下家

おわりに
参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

誰かのプリン

14
個人の家に、これだけの古文書が残存しているのには驚きを感じます。お陰で当時の伊賀者の職掌が詳しく知ることが出来ました。2017/04/08

武隈

1
この本は、面白かった。江戸時代に御家人になった伊賀の忍者の一家の歴史の書です。御家人の暮らし、どのように先祖から子孫へ血脈を繋いだか、良く判ります。僅か20俵の小禄の御家人にも、華々しくはないですが立派な歴史があるんだと感銘しました。有名人でない、こういう江戸の庶民の暮らしが判ると本当の江戸時代が見えてくると思います。2019/11/23

あまたあるほし

1
古文書をわかりやすく解説している好著。2018/03/11

渓流

1
江戸幕府を縁の下で支えた武士の日常の様を知る貴重な文書の解読記。町人に近い武士の生活の匂いが分かり誠にもって面白い。2017/04/21

読書忍

1
サラリーマンとしての苦労が垣間見れて、忍者にもこんな苦労がたくさんあったんやな、と親近感が湧きます。何度か読みたい貴重な資料です。2017/02/13

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