内容説明
放課後、居残っていた三人の女子と一緒に見知らぬ世界に飛ばされてしまった佐嶋俊介。そこは、神に祈りの言葉を捧げることで魔法が発動できる異世界フレアルードだった。規定【ルール】に基づいて魔法を使うフレアルードの住人に対して、スポーツ万能な菜々子、文学少女の萌絵、ギャルの清花は、見た目からは想像できない意外な趣味を活かして、強力な詠唱術を生み出していく。一方、あまり役に立てない俊介には、他人には絶対に知られたくないある秘密があって……!? ルール無用の異世界革命ファンタジー、ここに開幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
22
主人公駿介が三人の女子と共に、神に祈りの言葉を捧げる事で魔法を使う事が出来る異世界に飛ばされる事で始まる物語。うーん、良くも悪くもよくある異世界召喚系ファンタジーって感じ。魔物も神に祈りさえ捧げれば魔法を使えるっていうのは良かったけど、それ以外は概ね普通で物語の展開も分かりやすく面白みに欠けたのは残念。肝心のバトルシーンも迫力無かったしなぁ。ヒロインと主人公のやり取りは良かったと思うけど、それだけやと物足りませんね。次回作に期待。2017/01/29
真白優樹
6
三人の少女と共に、神への祈りが魔法となる世界に転移した少年が、追われる騎士の少女と出会い始まる物語。―――心のままに、この世界で。作文の才能が重要となりそうなこの世界、だけど三人の少女はそれぞれ力を放ち、少年は秘めた魔王としての顔を解き放ち、敵に滅びを齎す。全体的に言えば独自の要素が可能性を持つ、王道的な異世界ファンタジーといった感じの物語であり、このポエムという独自の要素がこれからどれだけの力を放つのか、そんな先が楽しみになる物語である。風のままに進む彼らはどこへ向かうのか。 次巻も楽しみである。2017/02/05
尚侍
6
面白かった。いい意味で世界観がゆるく、設定面で細かいことを考えずにさくさく読めるのがいいですね。凝った設定の作品ももちろんいいのですが、本作のようにあまり難しく考えなくても読める作品というのは絶対に必要だと思うので、そういう意味で王道的な作品と感じました。その一方で作品の最終的な落としどころが見えず、このままだと三巻で終わってしまいそうな感じだったので、今後物語をどう膨らませてくるか、作者の力量に期待したいです。2017/02/01
さあささん
3
異世界転移ものです。/ふとしたことで話していた主人公とクラスメイト3人が異世界転移する話です。ゴブリン退治から始まり怪鳥や人間とも戦います。神言魔法の設定が面白く、どういう風に魔法を使うか読むのが楽しかったです。またクラスメイト3人と実は出会っていたという過去話もそれぞれ面白く、最後の展開に持っていく流れは熱くかつ笑えるところでもありとても良かったです。ふりがなを使った詠唱はちょっとメタいけど好き。/萌絵が口封じするシーン好きです。どのキャラもそれぞれ立っていて良い。/非常に続きが楽しみです。2017/02/11
弓木 怜
2
【3.2/5.0】おかしなものを読んでしまった 読んでいるこっちが恥ずかしくなる呪文がしばしば出てきてニヤニヤや失笑が止まらなかった やはり魔法は派手に使った方が迫力あって引き込まれやすいということに気付いた 萌絵のあの魔法はご褒美にしか思えない2017/02/13