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内容説明
古代インドに発祥する「地獄」は、この風土でどのような変容をとげたのか? 仏教典籍、『霊異記』、冥界めぐり譚、絵草紙、和歌・川柳や能・狂言などを広く渉猟して、地獄の構造とイメージを読み解く。また、火山・温泉や飢饉・災害など、現世にある地獄を史料に探る。天上の極楽浄土の対極には、地下の恐怖世界が広がっている。読む「地獄事典」です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
釈聴音
2
インドにおける地獄の概念がまず「寒地獄」から発達したというのはどのような根拠に基づくものなのだろうか?権威に楯突く気はないが、「苦」を表すサンスクリットが「熱」であること、熱地獄に比べて寒地獄が構造化されていないことなどから、熱地獄の方がより古い層に属すると考えるべきではないだろうか。なお、「馬詰地獄」が「意味不明」(213ページ)とあるが、これは「産まず女(石女)地獄」であり、未産のまま死んだ女性が堕ちるとされた地獄のことであろう。2013/01/13
海野藻屑
1
日本の地獄は現世への行いを改めよという脅しのようなもので、誰もがそれを畏れ自己の悦楽を奪った。地獄とは現世のことじゃないかとすら思う。2017/07/11
しちこ
1
各資料を広く集めているのはいいけれど、若干まとまりがない感じにもなってしまっているのが残念。2013/02/25
かのやま
1
地獄を描いた伝承や伝記をひととおり網羅してるのは良かったけど、挿絵が少ないのが残念。2013/02/24
我門隆星
1
うーーーん。何というか、ただ各資料を引き書きして羅列しただけの書? これならば「図説・地獄」のほうが、よくまとまっているような気が。2013/02/16