内容説明
鴎外、芥川、川端康成――文豪の心に巣食う妖しの正体とは。歴史小説の鬼才による幻想奇譚集。直木賞候補作『そは何者』他8編を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おひゃべりのナオ@【花飛】ヤオイは三月の異名にあらず
13
確かにの目玉が踊り子に惚れられるはずがない。2015/04/20
しんこい
11
伊豆の踊子の裏バージョンみたいなのが江藤淳にほめられたそうですが、自分にとっては好みでなく、泉鏡花の出てくる麹町が舞台の表題作と荷風がひょうひょうとしたのが好みかな。梶井基次郎も図太いのか純なのか分からないキャラでこういう作品にはうってつけ。2015/03/26
てっちゃん
5
日本の文豪をモチーフにした幻想短編集。あいにく読んだことのない作家もいるけど、総じて面白い。個人的には谷崎純一郎が出て来る「疽」が悪夢的で強烈なインパクトがある。他には森鴎外の百物語がモチーフの「飾磨屋の客」なんかが良かった。2021/07/30
かにまる
1
名だたる小説家に怪演させているのが面白し。余談だが、作者はその昔、有名なミリタリーモデラー。名前を見たときびっくりしました。私が少年の頃の憧れのモデラーさん。2012/09/20
ホンドテン
0
図書館で。