内容説明
物理学者はタイムマシンを本気で考えている!
アインシュタインからホーキングまでの現代物理学理論を駆使し、もっとも現実的なタイムマシンの作り方を考える。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
314
著者のポール・デイヴィスは理論物理学者であり、また同時に科学解説者として名高いようだ。たしかに「未来への行き方」、「過去への行き方」、「タイムマシンのつくりかた」、「タイムマシンに関するQ&A」からなる本書の構成も実にすっきりしているし、最初はまだしも低い難易度で語り始められる。ただ、いわゆる「ウラシマ効果」あたりは理解が及ぶが、しだいに難解になっていき、ブラックホールあたりからは理解のほどもかなり怪しくなってくる。「負の量子真空エネルギーは、たった1枚の鏡でも作りだすことができる」にいたっては、もはや⇒2024/04/23
mae.dat
155
宇宙論理物理学者と相対性理論で遊んでみようのコーナー。yeah!! しかし過去へのタイムマシーンは、これじゃ無いんだよー。ってみんな思うと思いますよ。現時点の知見では止む無しか。相対性理論は、遍く宇宙における物理の振る舞いを求める事が可能なんですね。遍くは違うか。素粒子の振る舞いは違うんだよー。って、ほんの軽くだけど触れてある。抜け目無し。で、最終章最終項の落ちよ。ふむ。2021/02/14
へくとぱすかる
40
古典SFで描かれたようなイメージとはちがって、物理学で可能性をさぐっているタイムマシンは、おそろしく大げさな存在になりそうである。極端な話、昔の世界をどこかの適切な惑星に再現した方が、ずっと安上がりだ、とも思える。宇宙規模の話と、素粒子以下のミクロな世界は、密接につながっていることから、近未来の科学の進歩が待ち遠しい。2016/01/02
ふ~@豆板醤
30
3。ふざけた本かと思い興味本位で手に取ったのを後悔。全力で物理学的検討がなされており、お酒飲みながら読むような本ではなかった(>_<)「結果的に、あなたはスパゲッティに変えられてしまうだろう」という、人が小さなブラックホールに吸い込まれた時の想定がすごくじわる。2017/06/17
ヨクト
25
夢のマシンであるタイムマシンをつくることが可能かどうか物理的観点から検証した本。タイムマシンと言っても、過去へのワープと未来へのワープでは異なる過程が必要なようだ。未来へのタイムスリップ章はSF好きにはお馴染みでわかりやすいが、過去へのタイムスリップ章はワームホール概念がでてきて難しかった。それでも人はタイムマシンに憧れてしまうものです。2014/06/05
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