ちくま文庫<br> 仁義なきキリスト教史

個数:1
紙書籍版価格
¥968
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

ちくま文庫
仁義なきキリスト教史

  • 著者名:架神恭介【著】
  • 価格 ¥825(本体¥750)
  • 筑摩書房(2017/01発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480434036

ファイル: /

内容説明

「おやっさん、おやっさん、なんでワシを見捨てたんじゃ~!」(エリ・エリ・レマ・サバクタニ)──イエスの絶叫から約二千年、人類の福祉と文明化に貢献したキリスト教は、一方できわめて血なまぐさい側面を持つ。イエスの活動、パウロの伝道から、十字軍、宗教改革まで、キリスト教の歴史をやくざの抗争に見立てて描く、一大歴史エンターテインメント!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

279
のっけからヤクザ的なやり取りが面白かった。実際もそんな感じだったのだろうか?笑2017/04/26

マエダ

101
旧約の聖書は排他的であり暴力的な色合いが強く、新約は内輪揉めと罵倒に満ちているという。その後の歴史も聖的な雰囲気とはとても言えない俗的な面がある。本書はそういったキリスト教の俗的な側面を強調する為に「やくざ」という見立てが用いられている。とてもじゃないが聖書を読もうとは思わないが広島風やくざ弁で書かれたらそれは読むしかない。2017/02/21

slider129

56
オモロイ。「仁義なき~」を観てきた世代なんで、どハマリしました。 イエスの生涯の基礎知識はそれなりにあっても、カノッサの屈辱、十字軍、ルターの宗教革命を教科書以上の知識は持ち合わせてなかったので、今回初めて歴史の背景を知ることができてタナボタものでした。改めてキリスト教を中心とした二千年に及ぶ争いの歴史は、いかにヒトが不完全な存在かということを思い知らされます。まるでヤクザの争い事と何が違うのかw 今まで宗教関連の本は日本人なだけに仏教を中心に読んできましたが、これからはキリスト教にも食指が伸びそうです。2017/02/04

geshi

46
キリスト教をヤクザになぞらえ、その歴史を語る異色の宗教エンタメ。イエスのキャラ付けと当時における立ち位置、跡を継いだ使徒たちの派閥争い、ローマ国教化までの復讐譚、グレゴリオス改革をめぐる裏切りと復讐の歴史。無茶は承知の上で宗教的な言葉を砕けた言葉に変え、難解な対立の構図を分かりやすく解説してくれる。キリスト教史=血と闘争の歴史と捉え、一般的な愛の主教という概念とはかけ離れた苛烈さを持っているのだと目から鱗(これもキリスト教由来!)。人間らしい卑怯さと滑稽さに、キリスト教を少し身近に感じられた。2017/05/24

たまご

38
いやー,楽しませていただきました.信者の方には怒られてしまいそうですが… やはり最恐ヤハウェ親分ですね. ルターの宗教改革がふれられていましたが,さすがに魔女狩りは触れられていませんでした.カタリ派ふくめた異端審問とか,このノリでいったらすごいことになりそうです. 福山,鞆の浦に行ったときに,現地の人たちが「福山弁は広島弁とは違う」と語っていたのは,著者のあとがきを読んでそーいうことかーと納得しました.福山弁のほうがやくざ言葉は元祖だとも言ってたような…?2018/04/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11249807
  • ご注意事項