富士見ファンタジア文庫 俺の青春を生け贄に、彼女の前髪をオープン

著者名：凪木エコ【著者】/すし*【イラスト】

KADOKAWA（2017/02発売）

• ISBN：9784040721996

内容説明

俺、桃山太郎のことが大好きな幼馴染みのサリュ。ハーフでオッドアイな完璧美少女なんだけど……「他人に目を見られるくらいなら死んだ方がましですぅ……」俺の青春を犠牲にしてでも超絶コミュ難を更正してやる！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[まりも]

8年ぶりに帰国した超美少女の幼馴染サリュ。見た目は完璧美少女だけどコミュ障な彼女を助けるために主人公が頑張るラブコメ物語。コミュ障だけど主人公大好きオーラ全開なオッドアイ美少女のファースト幼馴染と、自分に正直になれないツンデレ美少女なセカンド幼馴染。それぞれ違う魅力を持つヒロインがいるとか一粒でニ度美味しい作品ですな。ツッコミどころも多かったけど、可愛いヒロインたちとの面白おかしいお祭りライフは賑やかなので最後まで楽しく読ませてもらいました。主人公あれで好かれてるとか謎すぎる。次巻も出たら読もうかな。

2017/01/22

[ナカショー]

超絶人見知りになった幼馴染みのために主人公があの手この手を駆使して（若干アウト）幼馴染みの人見知りを克服させる話。ヒロイン2人はどちらも可愛かったけど、ただ主人公が結構セクハラ紛いの事をされてるにも関わらず、主人公への高感度が高すぎるのが腑に落ちなかったりしたけど全体的には楽しめる作品でした。次が出たならまた読んでみたいです。

2017/01/22

[中性色]

いや案外見えてる。新人作品らしいいろんな意味での荒々しさを感じる。そういう意味ではどこから手を付けていいのかわからん。とりあえずやり取りに関しては一定量のスキルを感じるのでそこが前面に出てくればいいかな。

2018/10/05

[京和みかん]

第29回ファンタジア大賞金賞受賞の作品です。作者は凪木エコ先生。当然ですが、作者の作品は今回初めて読みます。幼少の頃にイタリアに引っ越してしまった外国人の幼なじみが日本に戻ってきて、好き好きオーラ全開で主人公と接しますが、なぜかコミュ下手になっていて前髪で顔を隠していたので、主人公がそれを改善するために奮闘する、といった物語になっています。文章は大変軽めで読みやすく、ネタ満載のギャグ調になっています。ヒロインもとても可愛らしいです。外国人ヒロインのオッドアイが好きな方にはぜひおすすめの一冊ですね。

2017/03/04

[わたー]

★★★★☆第29回ファンタジア大賞金賞受賞作。幼馴染みと再会したら、コミュ障になっていたので、それを改善させつつ学園の人気者にしようとする物語。キャラの可愛さを見せつつ、ライトな文体とパロディ多めな内容で展開していくため、軽く読めることが強みになっていた。ニコ生を使って人気者を目指すというのは、YouTuberが流行っている昨今ではポピュラーなのだろうか。ラストの、犯人であると疑われた人物に対し、「やっていない証拠をだせ」という悪魔の証明には辟易したが、それを除けば、優等生な作品だったと印象を受けた。

2017/05/16