チャンピオンREDコミックス 死人の声をきくがよい 9

著者名：ひよどり祥子

秋田書店（2017/02発売）

• ISBN：9784253235242

内容説明

第9巻　どう考えても助からない!!編　抗えない声なき囁き。呪われ祟られるかもしれない……。だけど……!! 怪猫譚「Nights of the Cats」ほか全4編6話を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[眠る山猫屋]

〈どう考えても助からない!!〉編はなかなかのピンチの連続。猫の集会、人形の家、死霊同士の仲違いなどを経て、後半を占めるのは『ゴーストレクイエム』、ゴーストちゃんの孤独な闘いと叶わぬ恋の物語。神(ただし邪神っぽい)に選ばれたゴーストちゃん、ゴーストちゃんと間違われた岸田くん。岸田くんを狙うのは八代さんが属する宗教団体。拷問を受ける岸田くんを救うべく走るゴーストちゃん。彼女と早川さんの関係性が良い。そして『蘇る金狼』リスペクト。もう登場しないのかなぁ、ゴーストちゃん。

2021/08/24

[澤水月]

某愛すべき（恐るべき？）キャラたちに急展開！ 死んだり完結？したり必読。てかあのキャラ大好き…。そして猫の集会に隠されたキャワイ、いやおぞましい秘密がキャッテレパシーで明かされ…ただゴアなだけでなく話に毎回広がり深みがあるし無表情の早川さんに表情が特に今巻見え切なくキレイ。でもグロ描写も凄い…

2017/03/08

[そのじつ]

ひよどり祥子節、安定感。邪神の声を聞く悪魔の使徒、ゴーストちゃん(18くらい？の女子)の連作が読ませます。やっぱ読み切りばかりより、すこし長い話の方が読み応えがあっていい。神も悪魔も目的遂行の手段はエゲツない。としたら、愛がある方を、可愛げが1ミリでもある方を良しとしてしまうんじゃないか…という話(ホンマか)。一方的に片思いされちゃう優男、本人は災難だろうけど、なんだか萌える設定。『マカロニほうれん荘』のそうじ君を思い出す。巻頭のネコの話は、ネコの絵が上手くて感心した。ネコの歩き方とか感じがでてる〜。

2017/03/21

[にゃむこ＠読メ13年生]

ネコ（仮）の捕物帖、ドールハウスに迷い込む、霊の痴話喧嘩の単発を経て、3話続けてゴーストちゃん。なかなかに濃ゆいストーリー。ゴースト編完結するの勿体ない。早川さん、ゴーストちゃん、霊能者八代さん。岸田くんを巡るこの三人で長編やってもらいたい。今巻から登場人物紹介付き。

2021/01/16

[しぇん]

殺人鬼ゴーストの中編が収録されてる今巻。主人公が相変わらず不幸な目に遭いまくってるなぁと。副産物で神降ろしの教団全滅してますが‥‥。あと会長の登場人物紹介。最強、無敵とは。なんとなく納得ですが。

2017/02/22