内容説明
大統領選挙、日米関係、シェールオイル、銃、移民問題……。池上さんが、アメリカの今を現地取材、解説した一冊。大統領選挙で、日本はどう変わる? 超大国アメリカが抱える問題、世界に及ぼす影響について徹底解説! 2016年の大統領選は、結果がどうなろうと、日本にとってパンドラの箱を開けてしまったのです。日本とアメリカの関係はどうあるべきか、日本はどんな姿勢で外交や防衛に挑むべきなのか、あらためて考える時期が来ています。(本文より)<目次>●はじめに ●第一章 日本から見たアメリカ、アメリカから見た日本 ●第二章 世界最大の産油国、アメリカ ●第三章 銃を持つ国、アメリカ ●第四章 移民の国、アメリカ ●第五章 2016年大統領選のゆくえ ●おわりに
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪風のねこ@(=´ω`=)
130
相変わらず構成が上手い。オバマ元大統領の広島訪問という時事ニュースを没頭に持ってき、アメリカの持つ様々な問題を経済面、政治面、宗教面、建国事情から連ねて行き大統領選に繋げている。相対的に東西諸国、そして日本を描いている点も見逃せない。個人的には前にも語ったが建国の辺りをかいつまんで学べたのが良かった。全体を通して今まで読んできた書籍がいくつも思い浮かんだ。バンクーバ朝日、オリバー・ストーンが語るもう一つのアメリカ、ガラパゴス、硝子の太陽、世界の果ての子どもたち、海賊とよばれた男。2017/01/22
Mijas
54
中高生に薦められる本を探していたが、この本は「なぜ」の視点で池上さんが解説しているのでわかりやすい。なぜ銃を持つのか、なぜ最大の原油国になったのか。そして今話題の大統領選についてもよくわかる。なぜアメリカ人はトランプを選んだのか、なぜヒラリーは嫌われるのか、トランプが大統領になると世界がどうなるのか…など書いてあるが、池上さんがテレビでも解説していたと思う。この本は「池上彰のワールドニュース深読みスペシャル」をベースにしているが、テキサスの生々しい取材が興味深い。ドラマ「クワンティコ」を観たくなった。2016/11/03
かいゆう
30
大統領選挙直前に出版された本なので、大統領選については古い内容かなと思ったけど、アメリカ国民がなぜトランプ氏を支持するのか、トランプ氏が大統領になった場合の日本の影響などを知ることができた。日本とアメリカの関係性、産油国としてのアメリカ、銃社会の問題点となぜ銃が無くならないのか、アメリカの植民地時代からの歴史と移民問題、そして大統領選と、ニュースでは語られないアメリカの歴史と社会背景を含めて、分かりやすく教えてくれる。子どもたちにも読ませたい本。2017/06/11
Kei
20
2016年9月に出版されたばかりの新しい本。アメリカの移民、シェールオイル、銃規制、今旬の大統領選の解説を高校生くらいに向けて行っている。銃規制や移民問題の取材のためテキサスを訪れており、現地の生々しい情報が提供されており、新鮮だった。高校生向けに書かれた本だとは思うが、知らない事があるので、もっと学習していこうと思う。2016/10/10
緋莢
14
太平洋戦争戦争後の占領、その後の同盟など複雑な歴史を築いてきた日本とアメリカ。そのアメリカについて、私たちはどれぐらい知っているのか?在日米軍の費用を負担する「思いやり予算」痰所のきっかけ、シェール革命のその後、ライフル協会は大統領選も左右する影響力を持ち、オバマも規制に苦慮した銃の問題・・・アメリカで何が起きているか、「知られざる大国」が見えてくる。2017/07/06
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