岩波新書<br> 語感トレーニング - 日本語のセンスをみがく55題

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岩波新書
語感トレーニング - 日本語のセンスをみがく55題

  • 著者名:中村明
  • 価格 ¥814(本体¥740)
  • 岩波書店(2017/01発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784004313052

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内容説明

〈正確〉なだけでは物足りない!「快調」「好調」「順調」,もっとも調子がいいのはどれ? 「過日」「先日」「この間」,どう使い分ける? 誰もが思いあたる,「些細」だけれど「瑣末」ではない日本語の感触の違いを,語感研究の第一人者が解説する.Q&A形式で楽しく読める,〈伝えたい思い〉を〈適切なことば〉で届けるための55のヒント.

目次

目  次
   はじめに

 第1部 言った〈人〉はどんな人?──「ピザ」と「ピッツァ」の違いとは(表現主体の陰翳)
  コラム 1──言語調査の風景
  コラム 2──夫と妻の数比べ

 第2部 言われた〈もの〉はどんなもの?──「紅顔」と「赤ら顔」、思い浮かべる顔は(表現対象の履歴)
  コラム 3──年齢の異名めぐり

 第3部 〈ことば〉のにおいを感じるために──「ニホン、チャチャチャ」となぜ言わないか(使用言語の体臭)
  コラム 4──ことば辞典のいろいろ
  コラム 5──各種辞典の役割分担
  コラム 6──笑いのニュアンス

 結び 日本語の語感を考える──〈体系〉づくりの試み
   語感要素一覧
   あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

50
【“伝えたい思い”を“適切なことば”で送り届けるための55のお題】pirokichiさんに本書を教えられ――。「些細」だが「瑣末」ではない日本語の感触の違いを、語感研究の第一人者がQ&A形式で解説。2011年刊。<日本人は、在来種の和語を基層とし、漢語や外来語、和製語や各時代の新語を外層とする、重層的な言語文化の中でものを見、感じ、考えてきた。そういう長い複雑な歴史を負って、現代日本語には、似たような意味で語感の違う広大な類語の沃野が広がる>。そうした語感の襞に分け入るのは、悦びであり、贅沢な悩みだと。⇒2024/11/18

ヘラジカ

24
一言で言うと日本語に「慣れる」ための本。従って毒にも薬にもならない (こういった類の本が毒になることはないと思うが)。言葉と言葉の間の微妙な差異を説明していて、各章の始まりには簡単な問題も付されているのだが、大半は日常生活で養われる日本語能力の範囲内であるため、大した勉強にはならないと思う。短時間で簡単に読めてしまうので、自分の言語感覚の正しさを気軽に確認出来るくらいだろうか。2014/12/25

ちゃちゃ

18
なんだか国語のテストみたいで楽しかったなり。日本語って繊細で豊かで楽しい。小学校で英語を教える云々よりも、もっと日本語を大切にしてほしいと思うなり・・・。2011/07/16

イリエ

14
絶妙なことばの問題集、というかウンチク盛りだくさんの新書。大人の問題集って感じです。岩波新書ってこういうのもあるんですね。2021/12/11

Kikuyo

12
「伝えたい意味合いを正確に表し、それをこんな感触で相手に送り届けたいという、自分の気持ちにぴたりと合う、もっとも適切な表現を人はめざす」休憩と休息はどう違うのか?「自分の妻」を表す語を思い付く限りあげてください、など、言葉に関して細かいことまでは以外に知らないことが頻出。単に誤りを含んでいないだけでなく使い分けや感じの違いなど、日本語の多様さを実感。2016/02/28

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