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内容説明
縦走登山、雪山、沢登り、ヒマラヤ登山、山岳スキー等、あらゆるジャンルに精通した著者が自らの体験をもとに執筆・編集した教科書規格外の登山教本。
一般登山に加え、沢登り、雪山登山、山岳スキー、ヒマラヤ登山まで、マルチに幅広い登山活動を続けてきた山のオールラウンダー澤田実氏が、長い登山歴の中で編み出した「一般の登山技術書には載っていない登山術」をご紹介。
テクニックにかぎらず、登山用具の応用テクニック、生活技術のウラ技、遭難回避のためのワンポイントアドバイス等、登山技術書に載っていない情報が盛りだくさんです。
教科書に書き切れていない登山技術の数々を、登山のあらゆるジャンルに精通した著者が具体的な経験談を交えながら紹介する登山技術読本。
例:衣・食・燃で考える装備の軽量化、カスタマイズしてこそ使える装備、ホワイトアウト下での地図読み法、美しい焚火のコツ、凍傷予防のポイント、生と死を分ける山での状況判断、高所に強い人と弱い人のナゾ、失敗しないパッキング術、等々。
登山を始め数年経ち、ある程度、自分の山登りの方向性について考えるようになった中級者に贈る、これまでになかった実践的登山技術の決定版です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hatayan
41
オールラウンドに登山を続けてきた著者が30年の経験で伝えられることをまとめたもの。 前半は登山のジャンルごとに道具の選び方や身体の動作に小さな工夫を積み重ねることをアドバイス。後半は文明論と冒険論。ほんとうの山は自分で道を見つけて頂上を目指すもの。綿密に準備しリスクを受け入れ、山で命を落としうることを自覚して周りの理解を得ることが大人としての最低限の行為。現役の冒険家である服部文祥、角幡唯介らと同様の匂いを感じさせる文面が濃厚です。著者は2019年カムチャツカで遭難死。遺作として時折読み返したい一冊です。2020/06/02
イボンヌ
10
澤田さんの本をようやく読み終える。ユニークで異色の登山技術論かもしれません。まさに体験的!2017/05/18
run
8
食器は拭かずに、最後は指ですくい取って舐める…には、ちょっと驚いたけど、お湯を入れて飲むのも同じ発想ですね。担ぎ上げたエネルギーも掃いて捨ててしまう紙などの資源も、「無駄にしない」という思いがすごい。以前はそれが普通だったのかもしれないけど。2017/03/16
tb
2
この本を初めて読んだのは某山小屋で。トレペ不要論や野山で用を足す方法などが衝撃的だった。女性には抵抗感があるが、トイレのない山でトイレをどうするか問題は深刻だ。2020/08/14
Minoru Inoue
1
アルパインクライマーを志すものにとって、実体験に基づいた資料としてとても参考になる。 合掌2020/05/12