徳間デュアル文庫<br> ジャグラー

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徳間デュアル文庫
ジャグラー

  • 著者名:山田正紀【著】
  • 価格 ¥605(本体¥550)
  • 徳間書店(2017/01発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784199051067

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内容説明

霊界の現世への侵出を防ぐため、緩衝地帯に現れた我らがヒーロー。“だれなんだ? アホなのか? 変人かい?”彼の名は、人呼んで、ジャグラー。近未来、コンピュータ・チップの処理速度は量子効果障害によって技術的な限界を迎えていた。だが量子効果が霊的現象であることが解明され、テクノロジーがついにユークリッド的非存在“霊”を演算により証明してしまう。来るべき、約束の地であるはずの霊界はアメリカン・コミックそのままの、俗悪なる原色の世界だった! バッド・ポップなSFアクションの傑作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

眠る山猫屋

27
再読。量子コンピュータの限界を阻んでいたのは霊子だった。徐霊してみると加速度的に演算速度を早めたコンピュータは霊界の扉を開けてしまった!という楽しい設定。霊界(との境界)はアメコミ風な世界で、霊界を独占する組織にテロを仕掛けたのはバットマン、スーパーマン、スパイダーマン、そしてジャグラーの扮装をした若者たちで・・・。一話毎に話が揺らぎ、真実が曖昧になるが、それは作者の仕掛けた罠。現実は改変され、真相はうつろい行く。悪酔いする前に世界を脱け出せ。マーベルよりDCより早い物語。2018/04/13

けいちゃっぷ

5
再読。さまざまなギミックやキッチュなものが溢れ、飽きさせません。『ジュークボックス』がメシアなら、『ジャグラー』はアダムとイブですか。 2005/09/05

UPMR

3
擬似現実、霊界、アメ・コミと取り合わせは馬鹿げているのに、きちんと魅力的な世界観を作り上げている。表紙やあらすじから予想されるほどアクション要素は少なく、ファームランドという舞台や設定に力を注いでいる印象。詰め込まれたアイデアはどれも秀逸で、さらりと流されてしまっているのがもったいなく感じられるものも多かった。結末の展開にはちょっと理解が追い付かなくなるところもあるが、やはりその力強い物語運びには、最後まで読者を引っ張っていくドライブがある。傑作。2018/03/11

goldius

2
死後の世界が存在するということと、死んだ人間の魂が死後も存在出来ることは別問題だと提示した、見事な思索のアウフヘーベンの傑作2008/01/20

The lost FRIGATE

0
〈★★☆☆☆〉えっそこで終わるの?て思った。途中まではほどぼどだけど2020/05/02

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