新潮新書<br> 幕末バトル・ロワイヤル―慶喜の捨て身―

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幕末バトル・ロワイヤル―慶喜の捨て身―

  • 著者名:野口武彦【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 新潮社(2015/12発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106104084

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内容説明

大政奉還は、窮余の一策ではなく、徳川政権の立て直しを目指す慶喜による捨て身の大博打だった――。武力倒幕を目指す薩長を見事に出し抜いた慶喜は、雄藩諸侯会議のリーダーとして君臨し、徳川中心の新政権を新たに作り出そうとしていた。しかし、慶喜のある判断ミスにより権力は討幕派の手に落ちる。果たして慶喜の千慮の一失とは。大政奉還から王政復古までの五十五日間、幕末バトル・ロワイヤル最終局面。

目次

第1部 慶應狂瀾録(功山寺の雪
火吹きだるま
英国伝習
新徴組始末
征長御用金
将軍御進発
忠臣の末裔
調練は茶番だ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Die-Go

39
図書館本。動乱の幕末を勢力に片寄らず、軽妙に語るシリーズ4巻目。明治維新なる。徳川慶喜のなんとか戦を避けようとする姿勢は窺えるものの、そこは問屋が卸さない。薩摩の謀略によって、江戸は荒れる。と言うところでお仕舞い。次はあるのかな?★★★☆☆2021/07/20

糜竺(びじく)

16
幕府が体たらくで情けない。2024/01/24

calaf

14
大政奉還・・・結果を知っているためか、読んでいても何だかなぁ...という感じ。でも、庶民の様子は知らないことが多かったので、面白かったです。2014/10/27

onasu

3
幕末期数年間の出来事を、主に幕府方を主語に著したもので、題名には疑問符が付くものの、興味深い一冊でした。  戦乱の時代は酷いもので、幕末期では記録も多く、その悲惨さがより伝わってきます。物資の値上がりと退廃した統治機構。いつ凶刃が襲ってくるか分からないなど、現代では想像もつきません。しかし、打ち壊しや貧窮騒動では、盗みをはたらかないなど、規律があったとか。これは日本人に備わった美徳でしょうか?それにしても、慶喜さん。キレる頭の持ち主で、属国化を回避できた最功労者ですが、大将ではないです。2011/05/26

ホンドテン

2
図書館で。週刊誌連載の本傍絡めた幕末史雑話、そのためか野口(02)野口(03)との重複甚だしいが時系列的に整理され(巻末年表込み)通史として読める。印象深いのは物価高騰(米中心で解説)による八百八町の貧窮と打毀し(寺社奉行所轄の寺社地に割拠し打ち出すとは成程)、薩摩が策謀する以前に江都の治安は崩壊していたか・・・鋳掛松なんて今でも上演するのか?一応の中心人物慶喜については改めて調べる必要を感じたが家茂慰留とかエグい事をする(失笑。船中八策については従来説を継承しているおり意外、諸説のリトマス試験紙か。2021/08/18

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