内容説明
少女小説作家として一世を風靡し、若くして文壇にデビューした吉屋信子が描き上げた、「女流文壇」の草分けともいうべき十人の肖像。男性が中心だった近代日本の文壇史において「女流」と一括りにされながら個性豊かに輝いた女性作家たちの魅力を、折に触れての交流の中から余すところなくすくい上げた自伝的エッセイ。章ごとに一人の作家にフォーカスした構成になっていますので、どこからでも読むことができます。
目次
上海から帰らぬ人 田村俊子と私
逞しき童女 岡本かの子と私
純徳院芙蓉清美大姉 林芙美子と私
白いおでこの印象 宮本百合子と私
偽れる未亡人 三宅やす子と私
小魚の心 真杉静枝と私
美女しぐれ 長谷川時雨と私
忘れぬ眉目 矢田津世子と私
東慶寺風景 ささき・ふさと私
美人伝の一人 山田順子と私
女流文学者会挿話
後記
解説 与那覇恵子
年譜 武藤康史
著書目録 武藤康史



