内容説明
長谷川慶太郎氏と田原総一朗氏が2018年の世界を予測する。
アメリカ大統領選挙後の世界は果たしてどうなるのか。
EU問題から中国を中心としたアジア情勢のいまと未来、朝鮮半島の38度線問題、アベノミクスと安倍政治の行方、世界的な金融業界の消滅、ロシアの今後まで、波乱が予想される2018年を二人が占う。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yamamiki
10
長谷川慶太郎と田原総一朗の対談本で2018年はどうなるかについて述べてます。田原が質問をし長谷川が答えているという体になってる。相変わらずの長谷川節が炸裂してますが、戦争が発生しないから世界はデフレ基調であるといった見解が全面に出すぎており、そこのところが大雑把すぎ、で、ある種の違和感を感じる。長谷川さんはそのことを、もう5年以上も言い続けてるんだけど、それが為に局所的に予測を外してる感がある。田原については、正直言うと、もう引退してはどうかと最近の言動、聞いてると思う、えーって思うことが多いよな。2017/01/03
Lila Eule
8
マスコミのトランプ低支持率報道は嘘で、マスコミの権威は下がり、新聞を買わない人が増え、この一年で部数は5%減と。マスコミがクリントンを贔屓したのは、現状を維持したいが為だったそうだ。現実は、米国民は既成の現状にうんざりと。民の意をマスコミが知ろうとしないのは、米も日本と同じらしい。クリントンはトランプの5倍の金を使ったと。昭和51年の新聞協会の標語に「新聞で育つ世論が政治を正す」とあり、これを佐賀純一は実に恐ろしいと評した。新聞の驕りは今も昔も変わらない。この本も新聞では知りえない真実に満ちていた。2017/01/15
愛理ちゃん88
2
田原さんの長谷川先生への遠慮のないストレートの質問が痛快。後半では長谷川先生の戦後の境遇が語られる。共産党員であった長谷川先生が中国、ロシアを痛烈に批判するのは説得力がある。2017/04/09
カボ
0
長谷川さんの洞察力には感心するばかり。それと、大分前の事なら実名で裏話を披露してくれるので、実はあの時は舞台裏でこういうことがあったのかと生々しいシーンも迫力がある。2017/12/07
myaon
0
リベラルからポピュリズムへ。今世紀は戦争が起きないからデフレ。デフレに対応できた国が生き残る。自分の力を強化して、自分の力で生きていく努力が必要。三菱自動車2017/06/27