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内容説明
【ページ数が多いビッグボリューム版!】ぬばたまの闇の底どよもす呻き声。冥き世界にうごめく異形の者ども…。異端の考古学者・稗田礼二郎が暴きだす、触れてはならぬ…暗黒の日本史!! その圧倒的スケールで、漫画界を震撼させた空前絶後の傑作「妖怪ハンター」第一弾!! 幻のミッシング・ピース「死人帰り」も掲載!! 暗黒の邪神、深き底より…まいる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
185
オカルトてんこ盛りの和風ホラー。太古の生命から続く禍々しい妖怪たちと日本各地に伝承される神話民話を巧みに結び付けて怖い世界観を作り上げた。タイトルにはハンターとあるがヒロイックに悪を倒す話はなく、ほとんどの場合助けを求める人を救う事すらできない。ラヴクラフトの日本版のようでもある。2021/03/25
kei-zu
36
本当に久しぶりの再読。 今は無き渋谷文化会館の映画館で「妖怪ハンター ヒルコ」を友達と観に行ったことをことを思い出します。 堂々たる「大嘘」がとても楽しい。2021/03/12
あーびん
29
ヒルコさま!ぐろうりやのぜずさま!あんとく様!もう絵もストーリーも禍々しすぎて最高。異形の神はいともたやすく人智を越えた存在であるのがよい。「ねぇ稗田先生って沢田研二にちょっと似てない?」というセリフで思い出したが、昔塚本晋也の映画化があったなぁ~観てないけど当時すごくグロいイメージがあったからそのせいで余計に諸星大二郎作品に近づけなかった。今となってはモウレツに観たい。2020/12/09
阿部義彦
27
異能の漫画家諸星大二郎さんの代表作。オムニバス形式で最終回らしきものは書かれていませんのでもしかしたら新作が見れるかも。圧倒的妄想考察力というか、単に漫画を読んだ以上の体験をさせてくれる稀有な作家。よくネタにされる『みんな、パライソさ行くだ!』の元ネタが入ってます、この「生命の木」は映画化されたのか。その他「蟻地獄」は前後編で一番好きかも。水木しげるやつげ義春と比べられる事が多いと思うがルーツは柳田國男など小説の様な気が、ネットの無い時代かなりの資料を漁らないと、ここまでの物は書けないだろう。残りも読もう2024/05/29
アズル
22
表紙の稗田は目力が強いですが、初登場時はそれほど眼光が強くないですね。稗田は沢田研二に似ているとのこと。「太陽を盗んだ男」の頃のジュリーで実写希望です。2016/08/16