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内容説明
「退路を断つことが私の生き様だ。安全ネットを設けずに飛び込むので、周りをひやひやさせているが、世の中を変える時はそういうことも必要だと思う」(小池百合子都知事)
小池知事は課題山積の首都・東京をどう改革するのか?
小池知事を最もよく知る側近中の側近が、政治家・小池百合子と小池都政について語った初の著書!
◇政治家・小池百合子の原点とは?
◇小池知事は東京をどのように改革するのか?
◇都議会自民党との関係は?
◇伏魔殿の都庁を改革する
◇豊洲問題と東京オリンピック・パラリンピック調査の行方
◇小池百合子政治塾「希望の塾」開講 …ほか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おさむ
45
2016年のwoman of the year in Japanを選ぶなら、小池東京都知事でしょう。参謀でもある元都議で現特別秘書が、選挙戦や築地の移転、五輪の経費など話題を集めた一連の出来事を総括しています。取り立てて新しいことが書いてあるわけではないが、年末に振り返るにはピッタリの1冊。多くの問題の背後にあるのは、霞ヶ関よりも官僚的な都職員の体質のような印象を受けました。2017年もさらに闘いは続きそうですが、持ち前のバイタリティーでがんばってもらいたいものです。2016/12/28
isao_key
11
著者は元東京都議会議員で、都知事選では小池氏の選挙対策本部責任者を務め、現在特別秘書兼、政経塾「希望の塾」事務局長、地域政党都民ファーストの会代表を務めている。都知事就任から3か月の時点で書かれているため、最新の情報ではないが、常に都知事のそばに立ち、都知事をもっともよく知る人物が書いた、これまでとこれからの都政を考える本である。読むと自民党都議連の、自分たちの利権を第一に考える閉鎖的な体質が、今もなお続いていることを認識させてくれる。「実力者に反対の質問をすると静粛されてしまう」とは猪瀬元都知事の言葉。2017/02/13
majimakira
11
多少贔屓目に見ても、それまでの基盤をかなぐり捨てて都政の改革に挑む小池氏には、都民として期待を隠し得ない。盛りに訴えかける透明性確保に呼応するごとく、自分たちももっと都政を知り、変えるための目を持たねばならない。遅れて湧いた江戸の町への興味と時同じくして、生まれ育ち、これからをも生きる街を見つめ直す良き切っ掛けとなりそうだ。末筆ながら、小池氏の政策担当秘書である著者にも引き続き頑張っていただきたい。2017/01/23
スプリント
9
2017年2月に時点で小池都政の大改革はまだ道半ばですが、確実に何かが変わろうとしている空気は保たれています。小池氏が都知事選に挑んだ経緯と都議会との関係性、都がかかえる諸問題について特別秘書の著者がわかりやすく説明をしています。2017/02/25
謙信公
8
う~ん、イマイチ。いわゆる「小池礼賛本」。都民生活に直結する政策は地道に進めているのだろうが、大阪維新と違って大阪都構想のような大義名分がないから、マスコミの露出も少なくなり、都民ファーストも影が薄くなった。豊洲にしろオリ・パラにしろ、掻き回すだけ掻き回して結局元の鞘に納まっているような印象。豊洲のベンゼンの基準値などは上水のレベルで、下水であれば何の問題もない。移転を先延ばしにしたことにより、環状2号線はオリ・パラに間に合わなくなってしまった。何のための改革か?もう少し、都政の闇に突っ込んでほしかった。2019/09/12