内容説明
都に起こる異変の原因を突き止めるべく調査を開始した伊月と豊日。御明かしたちの身体に起こる異変、忌み字を冠する火護<し>組の新設、秘められた豊日の過去。刻々と変化する事態に伊月はどう立ち向かう!? “化生” と呼ばれる魔物と戦う巫女たちの物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
(●▲●)とらうまん(*^◯^*)
10
伊月たちの戦いはこれからも続いていきそうな終わり方ですけど、実質的に最終巻。二巻を読んだのが二年前くらいなので細かい顛末はちょっと曖昧なところもありましたが、なんとか把握していくことは出来ましたw なお主人公が女の子でデビュー作でも、杉井光作品は全方位フラグとかいう歪みねえ作風でした(ぇ2013/11/05
ソラ
6
都に歌が響きわたる。それは火の血を持つ者だけに聴こえる、初代火目・霞の鳴箭の音だった。そしてそれに呼応するかのように紅い雪が舞い落ちる―。都に起こる異変の原因を突き止めるべく伊月は豊日と調査を開始する。折りしも当代の火目・常和や御明かしの茜を育てた長谷部家より、千木良という女が指南役としてやってくるが…。御明かしたちの身体に起こる異変、忌み字を冠する火護“し”組の新設、秘められた豊日の過去―刻々と変化する事態に伊月はどう立ち向かうのか!?2010/04/21
かや
5
本当に壮大な物語でした。300年前の霞の記憶、ヨビの記憶、豊日の記憶に伊月、佳乃、茜の想いが重なり合ったラストは圧巻。誰も死なせないと決めて行動する伊月が本当にかっこよかったな。悲しい記憶は消えないし、死ぬまで引きずって歩くしかないけど、穏やかな終わりで良かった。2014/03/19
トナカイ
4
この作家さんの著作の中で、このシリーズが一番好きなんですが…続編出るといいなぁ2011/05/26
なーちゃま
3
豊日と伊月がどうにかならなかったアア 思えば杉井作品で女の子が主人公って珍しい。これ以外みんなヘタレ男子な気がする。2011/07/30