SKYHIGH文庫<br> シャーベット・ゲーム オレンジ色の研究

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SKYHIGH文庫
シャーベット・ゲーム オレンジ色の研究

  • 著者名:階知彦【著】
  • 価格 ¥726(本体¥660)
  • メディアソフト(2016/12発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784879191786

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内容説明

創刊記念特典付き! 横浜の朝霧学園高校でクラス委員を務める二年の和藤園子は、日曜模試の帰り道に立ち寄ったコンビニで、不思議な美少女・穂泉沙緒子に出会う。 僅かな情報だけで園子のことを言い当て、二人の目の前で起きたコンビニ強盗を鮮やかに解決した沙緒子に強い興味を持つ園子。しかし無事に解決したかと思われた強盗事件は、意外な方向へと転がり始め、平凡だった園子の毎日を沙緒子との非日常へと導いていく――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

293
ホームズばりの千里眼を演出する為に、逆算して出来事を配置している感はあるが、そもそもそういうリスペクトを楽しむ目的で書かれた作品なのだろう。この演出はガチでやってしまうと突っ込みどころだらけになってしまうが、それが許される作風にしてしまう、というのも一つの手段だ。リアリティに満ちた説得力に溢れるロジックよりも、快刀乱麻の天才ぶりにワクワク出来る事を重視したつくりだと私は感じた。それはそのまま、小学生の時にホームズの探偵譚を夢中で読んでいた時の感情に通じる。非常に良いパロディ作品。2017/03/02

へくとぱすかる

50
驚くべき論理の展開。最後に明かされる真相はもちろん、途中経過の端々にまで論理がきらめく、超本格ミステリ! もちろん、こんなアクロバットができるのは(……以下ネタバレ自粛)だからだが、すばらしい出来に感動。今後のシリーズ化に期待してます。個人的には青崎有吾に匹敵するミステリ作家だと思う。論理を進める議論の中にこそ、主役二人のキャラが立って見える。そんな気がする。2016/10/11

geshi

38
ラノベレーベルから出た事が信じられないほどの真っ当な本格探偵小説。派手な謎は無いけれど、名探偵の推理によって周囲への見え方が変わる驚きと喜びを味わえる。短編かと思いきや2つの事件に関係を持たせ、一度解決した事件に捻りを加えて複雑な計画を導き出すまでやってのけたのは、よくぞここまで!と嬉しくなってしまう。全てを見通しているかのような穂泉沙緒子の推理力と行動力に多少強引にでも惹かれ、和藤園子が単なる追随ではなく自分なりの考えを持とうとしている所が好ましい。2017/02/09

はるき

31
ホームズへのオマージュ。伝説のバディが日本の女子高生二人組なんですが、何か惜しいなぁ。少し不自由な感じ。2017/12/19

マッちゃま

24
今年度の「本ミス」で紹介されているのを見て興味を持ち購入。いやはや紹介の内容に嘘は無く満足感に満たされて読了でした。まあ〜細かい部分にツッコミたいトコも有りましたが、それよりも沙緒子と園子が出会い巻き込まれたコンビニ強盗事件、OL刺殺事件を事件編と解決編に分ける企みは前述したマイナス点を軽々と凌駕するプラス点となる堪らない仕掛けでした。キャラミスでありつつ本格の薫りも味わえる、軽くても本格が楽しめるワクワクした作品。この作家さんの次作もメッチャ楽しみ。「穂泉沙緒子」に「和藤園子」笑わせていただきました。2017/01/17

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