内容説明
「呼吸生理はイマイチわからない」「臨床で必要なの?」という方,必携!症状・病態と結びつけながら,呼吸管理に必須の考え方をやさしく解説.症状や人工呼吸器設定の本当の意味がわかる!Case Studyで実践力もアップ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yutayonemoto
2
感動的な完成度。最初から最後まで無駄な記述がない。物凄くわかりやすい。調子に乗って何書いてるかわからん本読むより、こっち読む方がためになる。呼吸に関わる仕事をしていて、なんとなく「SpO2低いからしんどいんかなぁ」とか「人工呼吸器つけてる人は怖いから、あんまりさわらんとこ」とかって思う人は読むと仕事が変わる。機序がわかれば、解釈ができる。解釈ができれば慌てずにすむ。必要なことが分かる。生理学と呼吸リハが元々好きだったけど、もっと好きになって、勉強するのが楽しくて仕方なくなった。別の本も読んでみよう。2015/04/12
ふーちゃん
0
ポリクリの人工呼吸実習の前に読みました。おすすめ。難易度もちょうどよかった。2017/05/30
つなぐ
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例えが面白くてわかりやすい。呼吸器の勉強が好きになる。人工呼吸器が難しいなあと思ってる看護系の人にもオススメできる。2016/11/05
Jun Ehara
0
これは良かった。人工呼吸の本はとにかく機械の話から入ることも多いが、2/3が呼吸生理の話、残りの1/3が機械の話である。正常の呼吸生理、そしてどの部分が病的になればどういう所見がでるかは呼吸器管理に欠かせない。そしてそれはICUブックを読んでもあまり詳しく書いてなく、かといって呼吸生理の本をわざわざ買うのは閾値が高い。なぜIPで安静時の酸素化は保たれているのに労作時のdesaturationが著明なのか、無気肺でFiO2を上げても酸素化が良くならないのはなぜかなど臨床的な感覚に理論的な裏付けを得られた2013/05/15