内容説明
超売れっ子放送作家の鮫肌文殊。すべてのきっかけは、中島らもとの出会いだった。中島らもに常識を木っ端みじんに打ち砕かれながら、酒を呑み、女を知り、役者をやったり歌ったり。らもが飲み過ぎて倒れて仕事がなくなり、これはいけないと上京した鮫肌は、テレビの仕事に集中。数年ぶりに中島らもと再会し、伝説のトークイベント「らもはだ」がはじまった。出会いから死去するまでを描ききった、壮絶なラブレター。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
アマニョッキ
57
ラジオで名のある書評家(名前は忘れた)が、2016年読まないと損する本第三位として挙げていた本書。一位と二位の作品に比べると正直そこまでの作品だとは思えなかったけれど、らもさんとその周りの人たちのエピソードはどれも面白かった。この本のなかでは(良いときも悪いときも)常にらもさんが生き生きとしているのが印象的で、表情はもちろん声や呼吸まで聞こえてきそう。鮫肌さん、本当に本当にらもさんのことが好きだったんだなあ。「らぶれたあ」とはよくつけたもんだ。もうこれ以外タイトル考えられない。2017/11/30
テクパパザンビア
25
面白かった。中島らもは「ガダラの豚」が印象的、ナイーブ過ぎて切ないラブレターでした。松本人志より忌野清志郎よりも内田裕也よりも野坂昭如よりもファンキーでぶっ飛んだ人間やったなぁ〜いいんだぜ!君がどんなキチガイでも…。2017/03/27
くさてる
20
読者投稿雑誌の常連投稿者から放送作家となった著者が、大阪で中島らもと過ごした無名時代から、東京でそれなりの成功を収めたあと、ともにトークライブを催すようになったかれとの交友について、豊富なエピソードと共に語った内容。正直言って、まとまったものではないけれど、バブル時代のTV局のお祭り騒ぎな部分、薬とアルコール、躁うつ病でたいへんな状態だった中島らもの人となりは十分に伝わってくると思います。個人的に残った気持ちは、どんな才能であっても、薬とアルコールによってすり減ってしまう恐ろしさと悲しさでした。2017/01/11
puu
13
やはり読みたい本は躊躇しないでどんどん買って読むべきだな。webのらもはだ日記も読んでいたが単行本化してしばらくたってやっと購入。 すぐに買うべきだった。中島らもの晩年の生き様がよく分かる。ファン以外はどうしようもない生き様と思うだろうけど…。かなり感傷的になってしまった…。もっと中島らもの小説読みたかったなぁ。鮫肌の文章も良かった。ハンマープライスやガチンコ、懐かしいなぁ…。 2017/11/14
遊々亭おさる
13
学生時代に中島らもと知り合い師匠と弟子、または歳の離れた悪友のような濃密な青春期を過ごし、死の瞬間までその波乱の人生を見届けた鮫肌文殊氏による6945日分の思いがこもった優しきラブレター。アルコール・ドラッグ・ロックンロール、そして躁鬱病。中島らもを語るうえで外せない逸話の数々から見えてくる優しさと弱さ。だからこそ感じる人としての正直さを思いながら読了。テレビバラエティが下品で低俗で有害で、そしておもちゃ箱のような楽しさもあった時代のエピソードは思わず吹き出す面白さ。笑いながらしんみりとらも氏を偲ぶ一冊。2017/04/09




