創元推理文庫<br> 妖たちの四季

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創元推理文庫
妖たちの四季

  • 著者名:廣嶋玲子【著】
  • 価格 ¥753(本体¥685)
  • 東京創元社(2016/12発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784488565046

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内容説明

太鼓長屋に住む弥助のもとには、今日も妖怪たちがやってきて大賑わい。妖怪に季節外れの花見に誘われた弥助と千弥だが、ふたりのあとをこっそりつけていた久蔵までもが紛れ込んでしまい……。(「春の巻」) 心配性の叔父、月夜公に屋敷に閉じ込められてしまった津弓。ふてくされた甥をなぐさめようと月夜公は弥助をさらってくるが……。(「夏の巻」) 小妖怪の身でなぜ玉雪は立派な栗林をもっているのか?(「秋の巻」) 千弥と月夜公の過去の物語。(「冬の巻」) 妖怪の子預かり屋の弥助と妖怪たちの心温まる四季の交流を描く、人気シリーズ第3弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はにこ

80
初音は誰に恋をして大人になるのかと思っていたらそこかー!!これから二人は結ばれるのかな、楽しみ。津弓と梅吉の弥助争奪戦、可愛かったー。玉雪の栗林、玉雪の心の言葉が届いていると良いね。千夜と月夜公の昔の話。2人とも実は友達想いなんだね、また素直に向き合える日が来たらよいのに。忘と覚の話、大事な千夜との思い出が戻ってきて良かった。どの話も面白かった!2020/09/10

ひさか

74
2016年12月創元推理文庫刊。書下ろし。シリーズ3作め。5篇の連作短編。春夏秋冬の4篇いずれも、やさしい気持ちになるお話で、とても良かったです。最後の1篇は、千弥と月夜公の秘密が解き明かされるお話で、圧巻です。お話の余韻が長く残ります。2017/02/28

すがはら

54
玉雪の思い出話に出てきた男の子が印象的。あんな境遇でも優しい強い子だったんだね。千弥と月夜公の因縁話は少々…。幼い妄執から抜け出せない弟と「私が悪いの!」と逃げている悲劇に浸った姉に呆然となってしまいます。月夜公は親友の払った犠牲に気付いた風であったのに、津弓への接し方を見るに姉のことで己を反省したと思えないし。それでも白嵐が後悔していないなら、それで良しということか。最後の短編、忘にとられた記憶が戻って良かった。他の人達の思い出も返してあげて。2018/02/24

いぼいのしし

45
春夏秋冬+1どれもおもしろかった。千弥と月夜公の過去の話を読んだら、二人のやり取りが違った印象になった。2021/11/16

はな

41
図書館本。春夏秋冬季節の中でのお話。春の花見の宴。久蔵さんかっこいい。男らしいなって思いました。初音に押しかけられたけれど、良い感じになりそうです。その後が知りたいところだなと思います。若かりし頃の月夜公と白嵐の話はどういった因縁があったのか、隠された真実が分かってほろりとしました。大切な人を思う気持ちが溢れていて、ますますこの世界に魅力を感じました。2017/04/02

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