ちくまプリマー新書<br> 裁判所ってどんなところ? ──司法の仕組みがわかる本

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ちくまプリマー新書
裁判所ってどんなところ? ──司法の仕組みがわかる本

  • 著者名:森炎【著】
  • 価格 ¥825(本体¥750)
  • 筑摩書房(2016/12発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480689733

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内容説明

司法権の独立、三審制、三権分立など司法制度の仕組みはどうなってる? 公平・公正・正義って? 事件を裁く裁判官の素顔って?……裁判所って、こんなところ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

molysk

30
裁判所ってどんなところ?裁判をするところ、では足りない。政治権力から独立して裁判をするところ、が正解。興味深いのは、行政権からの司法権の独立の歴史だ。大日本帝国憲法では、行政裁判権の行政への帰属や、司法行政権を用いた行政から司法への浸蝕など、司法は政治権力を排除できなかった。日本国憲法では、司法権の独立が徹底されるのみならず、立法と行政が憲法に違反していないかを審査する違憲立法審査権を得て、三権分立は明確にされた。一方で、民事裁判の書面主義、刑事裁判の検察依存、憲法訴訟の判断回避など、抱える課題も多い。2020/06/14

樋口佳之

15
アメリカなどでは、弁護士として経験を積んだ人が裁判官や検察官になりますが、日本では、そのようにはなっていません。つまり、日本の法曹制度は、本当の意味での「法曹一元」ではなく、むしろ、裁判官は「キャリア・システム」(官僚制)に近いと言えます。検察官も同じです。2017/05/23

calaf

15
社会(の司法)や法学あたりで習う内容を、主にその背景の歴史や概念を中心に、わかりやすく解説した本。結構面白い...なるほどという感じ。まだまだ日本の司法の歴史は浅く、時代とともに変わっていくダイナミカルな面もある分野なのですねぇ...時代の動きについていけてないという意見もあるのでしょうけど。2017/04/04

あられ

11
「裁判所ってどんなところ?」という問いかけに対する正解判明、「政治権力から独立して裁判をするところ」となります。(P18~19)で、結論はでている。あとは、歴史とか、理論とか、教科書みたいでした。2017/02/01

てくてく

8
裁判所の種類、手続き、理念について、10代そしてその教員あたりを想定してかかれたもの。森氏の他の本と比べると、裁判について希望が持てる様な印象を受けた。ただ、「日本では、裁判官の女性比率は、とても高くて、簡易裁判所を除く裁判官全体のうち、二三・六パーセントを占めています。」といわれても、約20パーセントというのは、とても高いと言ってよいものか、ひっかかった。2017/01/22

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