新潮文庫nex 王の厨房―僕僕先生 零―（新潮文庫nex）

著者名：仁木英之【著】

新潮社（2016/12発売）

• ISBN：9784101800684

内容説明

調和が崩れ始めた世界を救うため、炎帝から宝具「一」の探索を命じられた拠比と僕僕。他方、炎帝と世界を二分する最高位の神仙・黄帝は、異変を解消する手段として「人」を創り出し、彼らの国の整備に力を注いでいた。「一」の欠片が人間の国・栄陽にあると突き止めた拠比たちは、王都へ潜入。人の王に近づくため、側近の厨師と料理対決に臨む……！　グルメ冒険ファンタジー、第二弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Norico]

禁忌って、本当に美味しいのかな？料理対決はなんだかなっとく出来なかったけど…。このシリーズを読む限りだと、上下の関係にしばられず、おもうままに研究している炎帝に肩入れしてしまう。黄帝がでてこないから余計に。これから僕僕先生がどう成長してくのか、楽しみ！

2016/07/28

[山目]

僕僕先生の楽観的性格はいいですね。ツンデレ性格は変わらないのです。何時の間にか話は重たくなっているのですが、神仙の不条理、人の強さといったテーマが軽妙に進行します。とりあえず何か腹に入れて、今日も頑張ろう。

2016/08/11

[ヘビメタおやじ]

神仙の世界のスケール、その描写が素晴らしいです。悟りきったような本編の僕僕と違う、成長途中の純真さが魅力的です。このあとの「一」の探索も楽しみですが、本編の僕僕にどう繋がっていくのかが読み進める喜びです。

2016/12/03

[寧々子]

仙人としては頼りないけれど拠比のために工夫して美味しい料理を作ろうとする僕僕は、まだまだ無邪気で愛らしい♪　でも無邪気からの無茶ぶりや大胆な言動は、その後の僕僕の片鱗と言えなくもないかも～　僕僕じゃなくて拠比が対峙する料理対決の行方がどうなるのか、どっちが勝つのか気にしながら読んでたんだし、けっこうハラハラする場面もあったし、「一」の欠片を手に入れられるのかも気になったのでサクサク読めたけど、やっぱり本家の僕僕先生シリーズのほうが好きだわ～　まぁ、続きが出たら読みますけど。

2017/06/21

[ざるめ]

世界の調和を取り戻すため「一」の欠片を求める僕僕たち(^^)本編の僕僕先生もこんな頃があったのね(*^^*)と思ったり、いやパラレル僕僕なのか？( ゜o゜)と思ったりと楽しいシリーズ♪最後の料理対決では「かちかち山」がふと脳裏をよぎったけれど、違ってホッとした(´∇｀)「一」の欠片を探す旅はまだまだ続きそう！(^^;)

2017/11/21