山と溪谷社<br> ヤマケイ新書 「山の不思議」発見 - 謎とき登山のススメ

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山と溪谷社
ヤマケイ新書 「山の不思議」発見 - 謎とき登山のススメ

  • 著者名:小泉武栄
  • 価格 ¥686(本体¥624)
  • 山と溪谷社(2016/12発売)
  • 読書週間の1冊を!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~11/3)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784635510431

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内容説明

登山口と頂上を往復することだけが登山ではない。
その過程をいかに楽しむことができるかが重要であると著者は説く。
著者が提唱するのは、自然をじっくりと観察し、自然の不思議に気づいて、それがなぜなのかを考える知的な登山。

そこで重要なのは「山の不思議」に気づく感覚を身につけること。
本書では地形や地質、植物、動物、気候などのさまざまな分野から、山の「なぜ?」を探し出し、理解するためのヒントを提供する。

富士山や八ヶ岳、早池峰山といった人気山岳の「不思議」についての情報や、ゆっくり歩いて山をよく理解するための心構えなども満載した山登りの楽しみが深くなる本。

<目次>
第1章 「なぜ?」から始まる知的登山
第2章 「自然」を本当に観察していますか
第3章 富士山 カラマツが語る噴火の歴史
第4章 八ヶ岳 コマクサはスコリアがお好き?
第5章 早池峰山 謎だらけの植生分布
第6章 飯豊山 世界一の強風地帯
第7章 飯豊山2 風食がもたらす植物分布
第8章 朝日連峰 豊かな植生の想像主は風だった
第9章 縞枯山 縞枯れはなぜ起こる
第10章 九重山 くじゅう火山群のミヤマキリシマ群落はなぜ見事なのか
第11章 多様性と不思議に満ちた日本の山

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

水ポテンシャル

12
図書館本〜 多々ある登山スタイルの中の一つ、知的登山!について書かれた本。何故ここにこの植物が分布しているのか、地形地質風向きや方角、歴史的地理を混ぜて考察しながら登山を楽しむ!まさに、探していた分野!本を読みながら一緒に考察も出来るが、少し事前知識がいるようでガイドかな?。ただこういう視点の分野があることを知れたことが何より嬉しかったです笑同じ著者の本をほかも読んでみよう2020/08/09

Humbaba

7
もう調べ尽くされていると思われるようなことでも、実際には分かっていないことがたくさんある。それを見つけられるかどうかは物事に対する視点こそが影響してくる。特に知識のない人の何気ない視点こそが、これまで着目されてこなかった問題を見つける鍵となる事もある。2017/03/09

青雲空

6
知的登山のススメ。早く登る、たくさん登るだけではもったいない。知識を持ちなぜを繰り返し発見があれば、山はもっと楽しくなるという指南書。百名山病治療の本でした。2022/12/12

takao

2
ただ登るのではなく、こういう山登りが理想だ。2017/03/16

ビリー

0
まさに求めていたコンセプトに非常に近い。ただあくまで『登山が趣味』の人向けなので、僕みたいな『植物が趣味でたまに登山』の人には過不足があるのが実に惜しい。文章とわずかな写真では実地の経験が乏しいと想像がしにくい。また、ミクロな視点での生態系は考慮されてない。例えば高山植物に多いキク科やタデ科の植物は風に乗る種子を作る一方、本書でもページを割いているコマクサは蟻によって種が散布されるらしい。こういった生態は植物の分布を考える上で無視できないはず。岩石の種類によるpHの違いとかも絡めて掘り下げるのもいいかも。2017/07/19

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