角川文庫 皆殺しツアーにご招待

著者名：宗田理【著者】

KADOKAWA（2016/12発売）

• ISBN：9784041602102

内容説明

旅行代理店のさえない社員・京三の唯一の自慢は、３歳年上の美貌の妻・ルリ。そのルリがツアー企画を打ち明けた。募集するのは老人ばかり２０人。平家物語の遺跡をめぐる６泊７日のバスツアー。費用は１５万円だが、実はそれは片道料金だけ。参加者は途中でみんな死んでもらい、保険金だけを全部もらおうというあこぎな話だった。うまうまとルリに丸めこまれた京三は、添乗員としてバスに乗るが、どうも参加した老人たちはこちらの狙いを知ってか知らずか、予想外の行動に出て殺人計画は狂っていく。果たして皆殺しツアーの行方は……？ウィットに富んだ文体で描いたスラップスティック・サスペンス小説！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[しいらかんす]

保険金をかけて、お年寄り20人(内１人は訳あって30代の女の人に)を殺すツアーを計画した旅行会社に勤める夫婦。頭の切れる妻が計画し、妻に頭の上がらない気の弱い夫がツアーガイドに。完璧な計画が、アクシデント続きでなかなか上手くいかないという。。。夫の京三がいいキャラですね。やるぞやるぞ、と意気込んでも、持ち前の人の良さが邪魔してなかなか実行できない。ブラックコメディ？って感じでさらっと読めました。

2014/01/08

[yasuhiro]

しばらく積読してた本。読み始まったら一気読み。他の作品も読んでみよう。★★★★☆

2017/07/01

[がじゅ]

タイトル買い。 アイディアも面白かったし、読みやすかったので一気読み！ ラストがどうなるか心配だったけど、この結末で良かったと思う。 他の作品も読んでみたい。

2016/03/06

[呼吸が清々しい太陽]

タイトルは凄いですが、ほんわかした話でした

[ピピカウラ]

先が気になりながら、区切りが良いのでどんどん読み進むことが出来た。

2015/05/29