講談社学術文庫<br> 江戸近郊道しるべ 現代語訳

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講談社学術文庫
江戸近郊道しるべ 現代語訳

  • ISBN:9784062921664

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内容説明

文化・文政・天保の頃、徳川家御三卿のひとつ清水家に仕えた武士が、多忙な勤務の合間に楽しんだ日帰り散策紀行。大都市・江戸も一歩郊外に出れば、豊かな自然に囲まれていた。起伏に富む地形、田畑と湿地、深い森に佇む社寺旧跡と素朴な人々。ささやかな名所・絶景を求めて歩く喜びに満ちた、時空を超える江戸東京お散歩ガイド。(解説・田中優子)

目次

学術文庫版のまえがき
手引き
西郊 〔新宿区・渋谷区北部・豊島区・中野区・杉並区・世田谷区北部・練馬区南部・市部〕
北郊 〔文京区・豊島区北部・台東区・荒川区・北区・板橋区・足立区・埼玉県川口市・戸田市・蕨市・さいたま市浦和区・さいたま市大宮区・上尾市・桶川市〕
東郊 〔台東区・荒川区・足立区・墨田区・葛飾区・江東区・江戸川区・千葉県松戸市・市川市・流山市・浦安市・船橋市・柏市〕
南郊 〔港区・渋谷区・品川区・目黒区・世田谷区・大田区・神奈川県川崎市〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

saga

27
幕末、徳川清水家の家臣(ほぼご隠居さん)が江戸の近郊を旅した紀行文。小旅行のために出発時刻は午前8~9時頃と遅めだが、一日に40km近くを歩き、家に帰るのは午後8時頃と、ほぼ半日を踏破するのがすごい。目的地は神社仏閣が多く、当時の信心の篤さがうかがえる。行程を事細かに書いてくれているので、現代の地図でもおおよその道順がトレースできるのではないかと思い、再読する時にはぜひとも地図を広げながら読みたい本だ。2014/08/09

讃壽鐵朗

7
今の地図と照らし合わせてみると楽しい2015/12/03

雲をみるひと

3
江戸時代後期の書物をベースに書かれた江戸近郊の寺社を巡る紀行文。碑などが数十年、数百年経ても残っている当時の時間の流れがよくわかるし、登場した社寺が意外と現存していることにも気づかせてくれる。また、地形、道順、風景がかなり詳しく記されているため、色々な使い方が出来る気がする。例えば、現在に本書に記載されたコースを辿ってみても面白そう。2018/09/20

ふら〜

0
江戸時代の江戸近郊の旅行記、というか散策記。当時だと見える風景も違うのだろうが、それでも自分が散策している気持ちにもなり楽しい。江戸東郊はもう少し自分でも地名を頭に入れていきたい。2022/01/27

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