AI革命で日本株は復活する

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AI革命で日本株は復活する

  • 著者名:藤田勉/幸田博人
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 毎日新聞出版(2016/12発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784620324098

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内容説明

日本株復活のカギはAI(人工知能)革命である。AI革命の主戦場は、1IoT(あらゆるモノがインターネットにつながる)、2自動走行、3ロボット、4フィンテック(ITと金融の融合)の4分野だ。これらはいずれも日本企業が先行しているか、あるいは将来リードすることが見込まれる。安倍政権も、アベノミクスの柱にAIを据えて第四次産業革命をリードすることを目指している。
AI革命で最大の市場は、「自動走行技術」になるだろう。その主戦場である自動車の技術力も規模も、日本は世界を圧倒している。トヨタ自動車の時価総額(約19兆円)は、世界2位ダイムラーの2倍以上ある。トヨタは京セラと並んでKDDIの筆頭株主であり、移動体通信システムの技術力は大変高い。そしてハイブリッドシステム、カーナビゲーションシステムなど自動車のIT化において、日本の自動車メーカーは世界を圧倒する。自動走行に不可欠なセンサー、小型モーター、電子制御用自動車部品においても、日本電産、オムロン、デンソーなど世界のトップ企業が数多い。
ロボットは、伝統的に日本が強い分野だ。ファナック、安川電機、パナソニックは、世界の工業用ロボットのトップメーカーである。そして、ソフトバンクグループ、ソニー、ホンダなどがサービス産業向けのロボット開発に注力している。その成功例がソフトバンクのペッパー君だ。またサイバーダインはロボットスーツを開発し、医療・介護の分野で新産業を創出した。
IoTでは高度なセンサーや電子部品が不可欠だが、この分野でも村田製作所、キーエンス、オムロンが世界的な競争力を持つ。さらに、コマツ、ファナック、三菱電機が機械の電子制御化において世界をリードしており、オリンパス、富士フイルムホールディングス、テルモなどが医療用機器のIoTで先行している。
フィンテックによって産業界と金融界の垣根が低くなり、その結果、産業界から金融業への進出が加速しよう。たとえば、ソニーや楽天の営業利益の半分前後はすでに金融事業から生まれている(15年度)。日本では楽天Edy(エディ)、WAON(ワオン)、nanaco(ナナコ)、Suica(スイカ)など電子マネーが普及しているため、フィンテックと親和性が高く、ビジネスチャンスが多くある。
本書は、日本株復活の最大テーマであるAI革命で浮上する日本企業に焦点をあてている。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ショウジ

10
ITでは日本は米国に負けた。しかしAIではまだ日本に勝機があるといっているものです。その中心となる技術を中心に説明していますが、中心となる企業はIT企業ではなくトヨタのようなそれを利用する産業の企業としています。IT企業は裏方に回るのでしょうか。ここで伸び上がれば日経平均株価4万円もまんざら夢ではないような気がしています。2017/01/09

JYHS

3
だいたい新聞を読んでいれば、まぁもともとイメージしていたことが書かれてあって特段びっくりする内容ではない。2017/06/05

gokuri

2
やや教科書的なAIにかかわる中心的な企業への展開をつづったもの。2016年の本だが、主な流れはとらえていると思うが、投資に関する本というよりは、相場のテーマの紹介といった感が強く、やや表層的。2018/03/19

マンディ

1
少し役に立つ2017/01/26

christinayan01

0
ここ数年のAI事情から騰がる企業などの情報や、膨大な経済レポートをここまですっきりとわかりやすく、かつ内容は濃いまま良く纏められている。すごい文書力だと思う。ちょっと置いて行かれたと思った人はこれを読むとかなり取り返せると思う。2018/03/04

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