文春文庫<br> あかんやつら 東映京都撮影所血風録

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文春文庫
あかんやつら 東映京都撮影所血風録

  • 著者名:春日太一
  • 価格 ¥1,119(本体¥1,018)
  • 文藝春秋(2016/12発売)
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  • ISBN:9784167906412

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内容説明

ヤクザとチャンバラ。熱き映画馬鹿たちの群像――
型破りな錦之介の時代劇から、警察もヤクザも巻き込んだ「仁義なき戦い」撮影まで。
東映の伝説秘話を徹底取材したノンフィクション。

東映京都撮影所。『旗本退屈男』『仁義なき戦い』など名作誕生の場所には
破天荒な映画人たちの歴史がある。
破格のスター・中村錦之助、鬼と呼ばれた製作者・岡田茂、
「緋牡丹博徒」藤純子の心意気、照明。殺陣師ら裏方の職人たち――。
エロとヤクザとチャンバラと。熱き映画馬鹿たちを活写した決定版ノンフィクション。
解説・水道橋博士

【登場する主な作品】
「赤穂浪士」
「大菩薩峠」
「日本戦歿学生の手記 きけ、わだつみの声」
「旗本退屈男」
「酔いどれ無双剣」
「幕末残酷物語」
「十三人の刺客」
「大殺陣」
「十兵衛暗殺剣」
「忍者狩り」
「宮本武蔵」
「緋牡丹博徒」
「仁義なき戦い」
「やくざの墓場 くちなしの花」
「北陸代理戦争」
「山口組三代目」
「柳生一族の陰謀」
「魔界転生」
「蒲田行進曲」
「鬼龍院花子の生涯」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヨーイチ

35
生まれた頃は所謂日本映画全盛期ではなかった、しかし全盛期を支えた大人達はすぐそばにいた。何よりも生まれた田舎町に映画館があったと云う事実で充分であろう。近くの市に行くと複数館あった。どう云う系列なんて当時は分からなかったが、東映映画が多かったようである。でも初期のゴジラ、ガメラも見た記憶がある。本書は太秦で知られた東映映画撮影所の物語。沢山のインタビューをしたであろうことは脱線の多さでも分かる。映画作りって、したことがないのだが、面白くないわけが無い、ってことは想像できる。続く2017/05/19

エドワード

24
私が映画館へ通い始めてはや四十年。最近めっきり回数が減った。特に日本の映画にドキドキが無い。昔の映画は何であんなにワクワクしたのだろう。本書を読むと、製作現場のものすごいこだわりが伝わって来る。「通俗的で何が悪い。」最も印象的な言葉である。かつての東映映画の印象そのものだ。「朝から晩まで働いて日曜に疲れを癒すために劇場に来る大衆がどうすれば喜ぶか、それを一番に考えろ。」そのとおりだと思う。映画は芸術、映画は娯楽。両者は常に二律背反。映画は商売、売れてナンボ。私も愛すべき映画バカたちの応援団でありたい。2016/09/11

三柴ゆよし

16
東映京都撮影所の歴史を物語で読ませる傑作。綿密な取材に基づいたノンフィクションだが、エピソードの熱量がいちいちすごい。小指のない、全身に刺青を持つ門番、電灯の熱が編集作業中のフィルムに引火し自宅が全焼、ヒロポンを打ちまくっての完徹撮影、土着やくざとの丁々発止、ヘドロの溜まったドブ川での殺陣により腹痛に倒れる役者たち、物語と現実の区別を失し、モノホンのやくざと化していく俳優など、ほとんど『百年の孤独』の世界であり、文字通り、映画に命をかけた「あかんやつら」のパッションが交錯する、激アツな群像劇となっている。2017/12/09

緋莢

14
1947年。戦災の焼け跡が未だ色濃く残る中、京都太秦にある撮影所で再び映画を作ろうとするマキノ光雄から始まり、後の東映京都撮影所の歴史が書かれていきます。<毎晩のように徹夜の撮影が続くため、夜更けになるとスタッフは眠くなる。そのタイミングで看護婦がやってくるのだ。「疲れた人!ビタミン注射を打ったろ」その掛け声を合図に看護婦の前に一列に並ぶと、看護婦は次々と注射を打っていく。このビタミン注射が実はヒロポンだった。>というトンデモエピソードが50ページ近辺に登場します(続く 2019/12/03

0607xxx

10
映画は勿論、東映京都撮影所がないと「あかんやつら」の物語は登場人物の一人一人の映画にかける情熱がほとばしり、読み手を離さない。終盤にも書かれているが、「昔はよかった」で終わらせるのではなく、もう一度あの頃の熱気を取り戻して欲しい。と願うばかりです。2016/07/16

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