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内容説明
世界に衝撃が走った英国民投票のEU離脱派勝利。グローバリゼーションへの逆風か、「開国経済モデル」の転機か。英国の離脱でEUは今後どうなるか。その中長期展望を探る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
宇宙猫
23
挫折。半分イギリスの話で、残りはEUの歴史と どうなるんだろうねぇって話。それが知りたくて読んだんだけど意味ないじゃん。2017/03/01
coolflat
15
英国はEUの前身のEECに1960年に二度加盟を申請したが、第二次大戦中にロンドンに亡命していた時の冷遇を根に持っていたドゴール仏大統領の執拗な反対にあって実現しなかった。68年の五月革命を受けて、ドゴールが退陣した後、ようやく三度目の正直で73年にEECの後継であるEC加盟が認められた。欧州での孤立を恐れる英国は、60年代に非EC加盟国のノルウェーやスイスとともにEFTAを結成していたが、ECに加わった後、EFTAから脱退した。しかし、ECそしてその後のEUの内部で、英国は必ずしも居心地は良くなかった。2018/08/27
skunk_c
12
元ジャーナリストの研究者の本なので、トピカルな話題が多く読みやすい。イギリスのEU離脱がメインに据えられているため、『欧州複合不況』のような構造的な分析ではなく、より政治的な同行を中心にした感じ。執筆時にまだ結果の出ていなかったアメリカ大統領選についても、トランプ注目するなど、EUの動向とアメリカの「反知性主義」を結びつけたり面白い視点だった。イギリスは統合市場アクセスを目指すのではとの見通しだったが先日のメイ首相の離脱宣言もあり、イギリスとEUの関係は今後も目が離せない。その点で色々参考になった。2017/01/20
perLod(ピリオド)🇷🇺🇨🇳🇮🇷🇵🇸🇾🇪🇱🇧🇨🇺
7
2016年刊。同年刊のエマニュエル・トッド『問題は英国ではない、EUなのだ』と同著者の『シャルリとは誰か?』と併せて読む。本書は西側のタテマエ論として読んだ。 第一章:EUが分裂した日。ブレグジットについての分析。離脱派の主力はボリス・ジョンソン。トッドも絶賛していたが、この男は露ウ戦争の停戦を妨害したと暴露されて西側諸国以外では大顰蹙をかった。それはともかく本書は当時の主流メディアの論調を明らかに支持しており、離脱は誤解に踊らされたとしている。→2024/02/25
nagata
1
元々距離を置いていたイギリスが本気で抜ける、といったのはいつもの外交手法のひとつかと思いきや、離脱はいったん現実のものに。引くに引けない事情があるのだろうが、リベラルデモクラシーのような近代観念が終焉を迎えたとみることもできる。まだ目は離せない。2020/09/20
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