ロバート・ジョンソンより前にブルース・ギターを物にした9人のギタリスト

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ロバート・ジョンソンより前にブルース・ギターを物にした9人のギタリスト

  • ISBN:9784845628872

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内容説明

1920年代にスターとして人気を博し、録音を残したブルースマンの貴重なドキュメント

1920年代、シカゴ、アトランタ、ニューオーリンズなどアメリカ各地で活躍したカントリー・ブルースのスターの生涯を丹念な取材で描く真説満載のノンフィクション。元米ギター・プレイヤー誌の編集者で長年ブルース・ギターについて研究してきた著者が、最新の考証をもとに9人のブルースマンの実像を掘り下げる。高名なブルースマン、ロバート・ジョンソンが初録音したのは1936年だが、本書では20年代にすでにレコーディングを果たしていた9人を取り上げる。ライ・クーダー、B.B.キング、ジョニー・ウィンターなどさまざまなミュージシャンの貴重な証言も収録したブルース・ギター研究本の決定版。米Living Blues誌“Blues Book Of The Year”受賞作品。

【登場ギタリスト】

シルヴェスター・ウィーヴァー/パパ・チャーリー・ジャクソン/ブラインド・レモン・ジェファーソン/ブラインド・ブレイク/ブラインド・ウィリー・マクテル/ブラインド・ウィリー・ジョンソン/ロニー・ジョンソン/ミシシッピ・ジョン・ハート/タンパ・レッド

目次

■第一章 シルヴェスター・ウィーヴァー
■第二章 パパ・チャーリー・ジャクソン
■第三章 ブラインド・レモン・ジェファーソン
■第四章 ブラインド・ブレイク
■第五章 ブラインド・ウィリー・マクテル
■第六章 ブラインド・ウィリー・ジョンソン
■第七章 ロニー・ジョンソン
■第八章 ミシシッピ・ジョン・ハート
■第九章 タンパ・レッド

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

10
邦題のセンスは最悪(原題は『初期ブルース - 第1世代のブルース・ギタリスト達』とでも訳すのが適当)だが、内容は充実。シルヴェスター・ウィーヴァー、パパ・チャーリー・ジャクソン(バンジョー弾きだが)、ブラインド・レモン・ジェファーソン、ブラインド・ブレーク、ブラインド・ウィリー・マクテル、ブラインド・ウィリー・ジョンソン(この人はスピリチュアル)、ロニー・ジョンソン、ミシシッピ・ジョン・ハート、タンパ・レッドのレコーディングを丹念に追いつつ、インタビューなどからその生き様と音楽を生き生きと伝えている。2017/05/15

まこちゃん

2
タイトルが興味を引かれ手に取りました。 WWⅡ前1920代のカントリーブルースの隆盛時代に録音を残した人気ブルースマンの生涯をたどったレポート。ブルースという音楽が浸透し始めた華やかな時代と世界恐慌を境とする以降の暗黒の時代における彼らの生涯が描かれています。 彼らの人柄に迫った記述や78回転レコードの盤面、レコード宣伝のポスターなど当時の状況をうかがい知れる資料も盛りだくさんで読みごたえも十分です。ブルースファン、特に戦前ブルースファンにはお勧めの一冊です。2017/05/21

Mariyudu

1
戦前に興りジャズやブルーズを育む市場となった、所謂「レイスミュージック」で名を馳せた9人のギタリスト・シンガー達の評伝。生い立ちや人間関係に加え、当時のショービズ・レコード産業の様子が生々しく伝わってくるあたりに新奇性がある。短い活躍だったミュージシャンには「もっと長く活動していたら」といつも思うが、それを実現したロニー・ジョンソンが逆に後の「再発見ブーム」で疎かに扱われたという皮肉はやるせない。尚、邦題のロバジョン云々は販促コピーであり、彼との関係性をテーマにした本では無いのでご用心。2020/07/25

0
ロバート・ジョンソンに影響を与えたであろう、9人のギタリストに焦点を当てた本。様々なエピソードが添えられ、情報が少なくてともすれば神格化されがちな時代の人々が、ぐっと身近に感じられる。2022/12/21

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